「目一杯」という言葉には、「限度いっぱいであること」という意味があります。
日常生活やビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「目一杯」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「目一杯」の意味は『限度いっぱいであること』
目一杯の読み方は「めいっぱい」です。
「目一杯」の「目」は秤の目盛りを表しています。
目盛りが振り切るほどいっぱいである様子から、限度いっぱいという意味を表す言葉になりました。
『目一杯』には
- 秤 の目盛りいっぱいであること
- 限度いっぱいであること
などの意味があります。
「目一杯」の正しい使い方を例文で紹介!
「目一杯」は、限度いっぱいであることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
これが弊社ができる、目一杯の値引きです!
例文②
目一杯の努力をしましたが、契約を取ることができませんでした。
例文③
部長の配慮のおかげで、この案件に目一杯取り組むことができました。
例文④
今週はハードな一週間だったから、土日は目一杯楽しむぞ!
例文⑤
初めて自分が主となる案件だったので、目一杯頑張りました。
【目一杯を使う時の注意点】
「目一杯」のことを「めいいっぱい」と発音している人もいるかもしれませんが、表記のとおり「めいっぱい」と読みます。
正しく覚えておきましょう。
「目一杯」の類義語・言い換え3選
『目一杯』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ぎりぎり
- 力いっぱい
- 精一杯
類義語①ぎりぎりの意味
限度いっぱいで、それ以上余地がないこと。また、そのさま。副詞的にも用いる。
引用:goo辞書
朝は出発のぎりぎりまで寝ていたい。
類義語②力いっぱいの意味
持っている力を全部出すさま。力の限り。精いっぱい。
引用:goo辞書
このドアは力いっぱい引っ張ってもあかない。
類義語③精一杯の意味
持っている力のすべてを出すこと。力のかぎり。できるかぎり。副詞的にも用いる。
引用:goo辞書
精一杯頑張ったが、テストの結果が良くなかった。
「目一杯」と「精一杯」の違いは?
「目一杯」と「精一杯」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「目一杯」には限度いっぱいであることという意味がありますが、
それに対し「精一杯」には、持っている力のすべてを出すことという意味があります。
「目一杯」は何かの量が多いことを表す際に使いますが、「精一杯」は力を全て出し切ったことを表す際に使います。
似ている言葉ですが、若干ニュアンスが異なるため、時と場合に応じて使い分けていきましょう。
「目一杯」は英語で『the limit』
目一杯は英語の『the limit』に言い換えることができます。
英語の『the limit』には
- 目一杯
という意味があります。
「目一杯」の対義語・反対語はありません
目一杯の対義語は、ありません。