「名称」という言葉には、「呼び名」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「名称」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「名称」の意味は『呼び名』
名称の読み方は「めいしょう」です。
明確な語源や由来はありませんが、「名」と「称」のそれぞれの意味は、
- 「名」は人や物の呼び名
- 「称」は呼び名
この2つが合わさってできた言葉です。
『名称』には
- 呼び名
- 名前
- 呼称
などの意味があります。
「名称」の正しい使い方を例文で紹介!
「名称」は、物事の名前を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
新しくできる公園の名称を募集しています。
例文②
その食べ物の正式名称を調べました。
例文③
名称は裏のラベルに記載されています。
例文④
よく使われている記号の正式名称は意外と知られていない。
例文⑤
明日、新商品の名称を決める会議を開きます。
【名称を使う時の注意点】
「名称」は、呼び名や名前という意味がありますが、特に正式な呼び名というニュアンスで使われます。
「正式名称」とは、公に正しい名前と認められている名のことを表します。
「名称」の類義語・言い換え3選
『名称』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 名前
- 呼称
- 題名
類義語①名前の意味
- 人の氏名。姓名。
- 姓に対しての、名。
- 事物の名称。
- 一般の名称。
- 固有の名称。
引用:goo辞書
お名前を教えてください。
類義語②呼称の意味
名をつけて呼ぶこと。また、その名。称呼。
引用:goo辞書
これらをまとめて惑星と呼称します。
類義語③題名の意味
書物や作品の標題。
引用:goo辞書
図書館で本を借りる時は、題名で選ぶことが多いです。
「名称」と「名前」の違いは?
「名称」と「名前」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「名称」には呼び名という意味がありますが、
それに対し「名前」には、事物の名称という意味があります。
「名称」は公的なものの呼び名や物事の正式名を表しますが、
「名前」は正式なものでなくても呼び名であればなんでも表すことができます。
また、「名前」は人名を表すことができますが、「名称」は人名を表すことができません。
どちらも物事の呼び名を表す言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「名称」は英語で『name』
名称は英語の『name』に言い換えることができます。
英語の『name』には
- 名称
- 名前
などという意味があります。
「名称」の対義語・反対語はありません
名称の対義語は、ありません。