「三日にあげず」という言葉には、「間をおかず」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「三日にあげず」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「三日にあげず」の意味は『間をおかず』
三日にあげずの読み方は「みっかにあげず」です。
語源は、短い間を意味する「三日」と、間隔をあけずに同じことを繰り返すという意味の「あげず」が組み合わされた言葉です。
『三日にあげず』には
- 間をおかず
- 非常にしげく
- しばしば
などの意味があります。
「三日にあげず」の正しい使い方を例文で紹介!
「三日にあげず」は、毎日のように間を置かずに何かを行うことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
母は三日にあげず、電話をしてくる。
例文②
今月は三日にあげず出張だ。
例文③
あのお店のお弁当は美味しいので、三日にあげず食べています。
例文④
三日にあげず飲み歩いていたら、金欠になった。
例文⑤
三日にあげず彼女に連絡したのに振られた。
【三日にあげずを使う時の注意点】
「三日にあげず」は、「三日にあけず」と間違えやすいため気をつけましょう。
また、「三日」とは、3日間という期間のことではなく短い間を比喩的に表す言葉です。
「三日坊主」や「三日天下」などにも使われますので、併せて覚えておきましょう。
「三日にあげず」の類義語・言い換え3選
『三日にあげず』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 頻繁
- たびたび
- しばしば
類義語①頻繁の意味
しきりに行われること。しばしばであること。また、そのさま。
引用:goo辞書
この道は車が頻繁に通ります。
類義語②たびたびの意味
何度も繰り返し行われるさま。いくども。しばしば。
引用:goo辞書
この繁華街ではたびたび放火事件が起きている。
類義語③しばしばの意味
同じ事が何度も重なって行われるさま。たびたび。
引用:goo辞書
この駅は人身事故がしばしば起きているので、ホームドアが導入された。
「三日にあげず」は英語で『very frequently』
三日にあげずは英語の『very frequently』に言い換えることができます。
英語の『very frequently』には
- 三日にあげず
という意味があります。
「三日にあげず」の対義語・反対語は『稀に』
三日にあげずの対義語は、『稀に』になります。
稀には
- 頻度がごく少ないさま
- 大変めずらしいさま
などの意味があり、大変珍しい様子や頻度がごく少ないさまを表す際に用いられます。
ここでは稀に虹が見えます。
間をあけず頻繁にという意味の「三日にあげず」に対して、頻度がごく少ないさまを表す「稀に」は、反対の意味の言葉として使うことができます。