「問題提起」という言葉には、「問題点や課題を明らかにし、解決策を求める行為」という意味があります。
ビジネスシーンや日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「問題提起」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「問題提起」の意味は『問題点や課題を明らかにし、解決策を求める行為』
問題提起の読み方は「もんだいていき」です。
語源は、解決すべき事柄を表す「問題」と、話題として持ち出すことを意味する「提起」が組み合わされた言葉です。
『問題提起』には
- ある状況や事象について、その問題点や課題を明らかにし、解決策を求める行為
などの意味があります。
「問題提起」の正しい使い方を例文で紹介!
「問題提起」は、問題点や課題を明らかにし、解決策を求める行為を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
この文章が問題提起していることはなんだろう。
例文②
問題提起された事柄を、チームで話し合いました。
例文③
小論文では、問題提起についての答えを自分なりに書くことが大切だ。
例文④
主任からの問題提起を受け、自分なりに企画を見直しました。
例文⑤
最近は特にジェンダーについて問題提起されている。
【問題提起を使う時の注意点】
「問題提起」はビジネスシーンや論文などで使われることが多い言葉です。
「問題を提起する」という表現をされることもありますが、同じ意味で使われます。
「問題提起」の類義語・言い換え2選
『問題提起』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 提言
- クエスチョン
類義語①提言の意味
自分の考えや意見を出すこと。また、その考えや意見。
引用:goo辞書
サステナブルな暮らしについて提言しました。
類義語②クエスチョンの意味
疑問。質問。
引用:goo辞書
部長の発言にクエスチョンが残る。
「問題提起」と「問題定義」の違いは?
「問題提起」と「問題定義」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「問題提起」にはある状況や事象について、その問題点や課題を明らかにし、解決策を求める行為という意味がありますが、
それに対し「問題定義」には、解決すべき課題を明確に設定することという意味があります。
「問題提起」は、問題を投げかけることであるのに対して、「問題定義」は、問題点を設定することを意味します。
漢字や読みが似ている言葉ですが意味合いが異なりますので、時と場合に応じて使うようにしましょう。
「問題提起」は英語で『problem presentation』
問題提起は英語の『problem presentation』に言い換えることができます。
英語の『problem presentation』には
- 問題提起
という意味があります。
「問題提起」の対義語・反対語はありません
問題提起の対義語は、ありません。