『もしくは』には『あるいは』という意味があります。
「何となくの意味しか知らない」「使い方が合っているか分からないまま言っていた」という人もいるのではないでしょうか。
言葉の意味や使い方を正しく理解することで、自分の思いや気持ちを簡単に表現することができたり、コミュニケーションの質を高めることができます。
この記事では『もしくは』の意味や使い方を例文などで、分かりやすく紹介していきます。
もしくはの意味は『あるいは』
「もしくは」は漢文訓読からきている言葉で、漢字で表すと「若しくは」になります。
「若」は漢文では「ごとし」と読み、元々は似たものを表す言葉として使われていました。
それが転じて「若しくは」となり、意味も選択を表す言葉に変化しました。
『もしくは』には
- あるいは
- さもなければ
- または
- ひょっとして
- もしかしたら
などの意味があります。
もしくはの正しい使い方を例文で紹介!
『もしくは』は、どちらか一方を選ぶ時に使われる言葉です。
例文を見て、正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
詳細は、リプもしくはDMでお知らせいたします。
例文②
新しいデザイナーを1人もしくは2人募集したい。
例文③
メールもしくはお電話でご連絡いただければと思います。
【注意点】
2つ以上の選択肢を示す時には「A、BもしくはC」のように句読点を使うとわかりやすくなります。
もしくはの類義語・言い換え3選
『もしくは』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
- ないし
- もしや
- それとも
類義語①ないしの意味
基本的には「~から~まで」という大まかな範囲を示す表現、もしくは、選択肢を列挙する場面で「または」「もしくは」と同じ意味で用いられる表現である。
引用:Weblio辞書
海外旅行をするなら、韓国ないしロンドンへ行きたい。
類義語②もしやの意味
もしかしたら。あるいは。ひょっとして。
引用:goo辞書
類義語③それともの意味
ある事柄に対して、別の事柄を述べて選択させることを示す。あるいは。または。もしくは。それともに。
引用:コトバンク
次のデートはイタリアンがいいかな。それとも別のお店にする?
もしくはは英語で『or』
もしくはは英語の『or』で、表現することができます。
もしくはの対義語・反対語は『且つ』
もしくはの対義語は、『且つ』になります。
且つには
・二つの行為や事柄が並行して行われること
・一方では
などの意味があり、二つの物事がどちらも含まれていることを表す時に用いられます。
「AもしくはB」はどちらか一方だけを選ぶ時の表現ですが、
「A且つB」ではAとBの両方が含まれる表現になります。