「仲立ち」という言葉には、「双方の間に立って事をとりもつこと」という意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「仲立ち」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「仲立ち」の意味は『双方の間に立って事をとりもつこと』
仲立ちの読み方は「なかだち」です。
はっきりとした語源は不明です。
『仲立ち』には
- 双方の間に立って事をとりもつこと
- 媒介
- 仲介
- 仲立て
- 他人間の商行為の媒介をすること
などの意味があります。
「仲立ち」の正しい使い方を例文で紹介!
「仲立ち」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①双方の間に立って事を取り持つことを表す時
人と人の間に立って取り持つことを表す時に使われます。
【例文①】
僕の同期が、今の彼女との仲立ちをしてくれました。
【例文②】
あの企業の部長とは知り合いなので、必要であれば仲立ちします。
例文②他人間の商行為の媒介をすることを表す時
仕事などの仲介をすることを表す時に使われます。
【例文①】
彼は、企業間の仲立ちとして働いています。
【例文②】
ハローワークに仲立ちしてもらって仕事が決まりました。
【仲立ちを使う時の注意点】
「仲立ち」は「中立ち」と表記しても間違いではありません。
「仲立ち」の類義語・言い換え4選
『仲立ち』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 取り持つ
- 橋渡し
- 仲介
- 媒介
類義語①取り持つの意味
両者の間に立って事がうまくいくように世話をする。仲立ちをする。
引用:goo辞書
友人に、彼との仲を取り持ってもらいました。
類義語②橋渡しの意味
両者の間に入って、とりもつこと。また、その人。仲介。仲立ち。
引用:goo辞書
クライアント様への橋渡しができればと思っております。
類義語③仲介の意味
当事者双方の間に立って便宜を図り事をまとめること。なかだち。
引用:goo辞書
仲介手数料が発生しました。
類義語④媒介の意味
両方の間に立って、なかだちをすること。とりもつこと。
引用:goo辞書
彼とは、社会人サークルを媒介して出会いました。
「仲立ち」と「仲介」の違いは?
「仲立ち」と「仲介」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「仲立ち」には双方の間に立って事をとりもつことという意味がありますが、
それに対し「仲介」には、当事者双方の間に立って便宜を図り事をまとめることという意味があります。
どちらも、二者の間に立って橋渡しをすることを意味する言葉で、類義語として使うことができます。
「仲立ち」は英語で『mediation』
仲立ちは英語の『mediation』に言い換えることができます。
英語の『mediation』には
- 調停
- 仲裁
という意味があります。
「仲立ち」の対義語・反対語はありません
仲立ちの対義語は、ありません。