『ネック』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『障害』という意味があります。
初めて『ネック』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『ネック』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
ネックの意味は3パターン
ネックの意味①『首』
ネック は、首。衣服の首の部分や襟。
引用:goo辞書
『ネック』には
- 首
- 襟
などの意味があります。
今日はタートルネックの洋服にしよう。
ネックの意味②『棹の部分』
ギターなどのボディと一体になった、音程を決定する棹の部分。
引用:weblio辞書
『ネック』には
- 棹の部分
などの意味があります。
このギターのネックはかっこいい。
ネックの意味③『障害』
《bottleneckの略》物事の進行を阻むもの。隘路(あいろ)。障害。
引用:weblio辞書
『ネック』には
- 進行を阻むもの
- 隘路
- 障害
などの意味があります。
例の話がネックになって工事が遅れている。
ネックの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『ネック』は、『障害』『業務遂行の妨げになるもの』などがあります。
例文①障害という意味で使う時
【Before】
昇進できないのは、仕事が遅いのが障害になっているんだろう。
【After】
昇進できないのは、仕事が遅いのがネックになっているんだろう。
例文②業務遂行の妨げになるものという意味で使う時
【Before】
システムが故障中なのが業務遂行の妨げになっている。
【After】
システムが故障中なのがネックだ。
ビジネスシーンで『ネック』と言われた時は、『障害』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
英語圏ではボトルネックというので、ネックでは通用しません。
ネックの類義語・関連用語5選
『ネック』の類義語は5つあります。
①首
②狭まる
③障害
④難点
⑤問題
類義語①首の意味
頭と胴の間の部分。くび。
引用:goo辞書
ずっと上を向いていたので首が痛くなった。
類義語②狭まるの意味
間隔が詰まる。狭くなる。
引用:weblio辞書
類義語③障害の意味
さまたげること。また、あることをするのに、さまたげとなるものや状況。
引用:goo辞書
昨日からシステム障害が起きているみたいだ。
類義語④難点の意味
むずかしいところ。処理などの困難な点。
引用:goo辞書
類義語⑤問題の意味
困った事柄。厄介な事件。
引用:goo辞書
次から次へと問題が山積みだ。
ネックの対義語・反対語はない
ネックの対義語は、日本語・英語ともにありません。
その為、対義で使いたい場合には反対の意味に言い換えるしかないようです。