「新参者」という言葉には、「新たに仕えた人・また、新しく仲間に加わった人」という意味があります。
グループやコミュニティ等に新しく参加した人や組織を指してよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「新参者」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
新参者の意味は『新たに仕えた人・また、新しく仲間に加わった人』
新参者の読み方は「しんざんもの」です。
語源は、英語のスラング言葉であるnewbie (n.)からできたとされています。
『新参者』には
- 新たに仕えた人。
- 新しく仲間に加わった人。
- 新たに参加、参上すること。
などの意味があります。
「新参者」の正しい使い方を例文で紹介!
「新参者」は、仲間に加わって日の浅い場面などで使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
アイドルグループの新参者がすごい人気。
例文②
今月の売り上げベストスリーに新参者がランクインした。
例文③
小説に新参者が登場して盛り上がってきた。
例文④
サークルの新参者が後背だった。
例文⑤
業界の新参者があっという間に上場した。
【新参者を使う時の注意点】
「新参者」は、時にネガティブな意味合いで使用されることがあります。
既存のメンバーや組織に対して、未熟で経験が浅い、信頼性が低いなどと評されることがあります。
そのため、「新参者」という言葉を使用する際は、相手に対する偏見や差別を避けるように気を付ける必要があります。
「新参者」の類義語・言い換え5選
『新参者』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 新人
- 新入り
- 新来
- ニューカマー
- 新顔
類義語①新人の意味
「新人」は、その分野や仕事などへのデビューが初めてで、年齢も若い人。
引用:goo辞書
新人の制服とシフトを決めなければならない。
類義語②新入りの意味
「新入り」は、既存の職場・グループ・業界など、比較的狭い場に、これまでの人のほかに新しく仲間入りしたり、新しく登場したりした人。
「新入り」は、先輩との関係を念頭においた語で、「新人」にくらべると、やや軽く見る感じで使われる。また、新しく仲間入りすることの意もあり、「新入りのころ」などとも使う。
引用:goo辞書
新入りの頃はあどけなさが残っていた。
類義語③新来の意味
新しく来ること。また、そのものや人。「—の客」
引用:weblio辞書
新来者に順番を譲った
類義語④ニューカマーの意味
新しく来た人。新参者。特に、大都市近郊の新規入居者。
引用:weblio辞書
少年野球のニューカマーがホームランを打った。
類義語⑤新顔の意味
その社会に新しく仲間入りした人。新人。ニューフェース。
引用:weblio辞書
春は社内に新顔が増える。
「新参者」と「駆け出し」の違いは?
「新参者」と「駆け出し」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「新参者」には新たに仕えた人や新しく仲間に加わった人という意味がありますが、
それに対し「駆け出し」には、その事に就いたばかりでまだ未熟な人という意味があります。
「新参者」は、新しく参加した人や存在を指す広い意味合いの言葉です。
一方、「駆け出し」は、特定の分野や職業における経験の浅さを強調する言葉として使われることがあります。
「新参者」は英語で『newcomer』
新参者は英語の『newcomer』に言い換えることができます。
英語の『newcomer』には
- 新来者
- 新参者、新顔、新人
という意味があります。
「新参者」の対義語・反対語は『古参』
新参者の対義語は、『古参』になります。
古参には
- ずっと以前からその職や地位に就いていること。
- ずっと以前からその職や地位に就いている人。
などの意味があり、ベテラン、熟練者を指す場面で用いられます。
古参の山田さんなら会社の秘密をしっている。
新参と古参の違いは、主に参加期間や経験、知識の深さにあります。
新参は最近参加したメンバーであり、コミュニティについての知識や経験が浅い傾向があります。
一方、古参は長く所属しており、コミュニティに関する知識や経験が豊富です。
ただし、新参でもすぐに古参になることは可能であり、経験や積極的な関与によって古参としての地位を獲得することもあります。