「お含みおきください」という言葉には、「心に留めておいてください」という意味があります。
心に留めておいてもらいたいときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「お含みおきください」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
お含みおきくださいの意味は『心に留めておいてください』
お含みおきくださいの読み方は「おふくみおきください」です。
語源は「含み置く」に尊敬語である「お」と丁寧語である「ください」を組み合わせて、相手に丁寧に伝えたい時に使うようになりました。
『お含みおきください』には
- 心に留めておいてください
- 了解しておいてください
などの意味があります。
「お含みおきください」の正しい使い方を例文で紹介!
「お含みおきください」は、心に留めておいてもらいたいときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
明日の予定について変更がありますので、以下の点お含みおきください。
例文②
来月より価格変更が予定されていますので、その点をお含みおきください。
例文③
今回の発表は非公式なものですので、その旨お含みおきください。
例文④
商品の発送は連休明けになるのでお含みおきください。
例文⑤
明日より休暇で1週間ほど不在になりますことをお含みおきください。
【お含みおきくださいを使う時の注意点】
ビジネスやフォーマルな場で使われる言葉なので、普段はあまり使われません。
「お含みおきください」の類義語・言い換え5選
『お含みおきください』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- お見知りおきください
- ご承知おきください
- ご留意ください
- ご理解ください
- ご了承ください
類義語①お見知りおきくださいの意味
見て覚えておく。
引用:goo辞書
今後、担当になりますのでお見知りおきください。
類義語②ご承知おきくださいの意味
「前もって知っておいてください」や「理解しておいてください」を意味する表現。
引用:weblio辞書
今後の変更についてはご承知おきください。
類義語③ご留意くださいの意味
ある物事に心をとどめて、気をつけること。
引用:goo辞書
システム改善に伴い、以下の点にご留意ください。
類義語④ご理解くださいの意味
物事の道理や筋道が正しくわかること。意味・内容をのみこむこと。
引用:weblio辞書
今回の事情について、どうぞご理解ください。
類義語⑤ご了承くださいの意味
事情をくんで納得すること。承知すること。承諾。
引用:goo辞書
3日ほど臨時休業となりますので、ご了承ください。
「お含みおきください」と「ご承知おきください」の違いは?
「お含みおきください」と「ご承知おきください」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「お含みおきください」には心に留めておいてくださいという意味がありますが、
それに対し「ご承知おきください」には、前もって知っておいてくださいという意味があります。
どちらも似ている意味がありますが、「お含みおきください」よりも「ご承知おきください」のほうが相手にしっかりと認識してほしい時に使われるという違いがあります。
「お含みおきください」は英語で『Please note that』
お含みおきくださいは英語の『Please note that』に言い換えることができます。
英語の『Please note that』には
- 予めご了承ください
- ご了承ください
という意味があります。
「お含みおきください」の対義語・反対語はない
お含みおきくださいの対義語は、ありません。