『オミット』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『除外する』という意味があります。
初めて『オミット』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『オミット』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
オミットの意味は『除外する・含めない』
- 〔~から…を〕除く、除外[省略・削除・割愛]する
・The rest is omitted. : 以下省略。
・The movie made from this novel omits a lot of details. : この小説を基にした映画は、細部の多くを省いています。 - 〔~を…に〕入れない、含めない
・He always omits my name from the party guest lists. : 彼はいつもパーティーの出席者リストに私の名前を書き落とす。 - 〔うっかり・わざと〕~するのを忘れる[怠る]
引用:英辞郎
『オミット』には
- 除外する、省略する
- 含めない
- 〜するのを忘れる
などの意味があります。
今回のアニメは、漫画の一部がオミットされてる!
オミットの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『オミット』は、『却下する』『省略する』などがあります。
例文①却下という意味で使う時
【Before】
私の企画書が却下されました。
【After】
私の企画書がオミットされました。
例文②省略という意味で使う時
【Before】
予算縮小の為、予定していた一部の工程を省略します。
【After】
予算縮小の為、予定していた一部の工程をオミットします。
ビジネスシーンで『オミット』と言われた時は、『不要な箇所を省いたり、却下する』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
オミットは「除外する」「却下する」等、強い意味を持つ為、きちんと意味を理解した上で、使用しなければトラブルに発展する可能性もあるので注意しましょう。
オミットの類義語2選
『オミット』の類義語は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- カット
- シャットアウト
類義語①カットの意味
「cut」とは、「切る」「傷つける」などの意味を持つ表現である。他にも「切り離す」「摘み取る」「身を切る」など様々な意味を持つ。名詞としても、動詞としても用いることができる英単語である。
引用:weblio辞書
類義語②シャットアウトの意味
オミットの関連用語2選
『オミット』の関連用語は2つあります。
- オミットコード
- オミットシーン
関連用語①オミットコードの意味
コードの構成音から音を除外することを指す。日本語で「オミットコード」とも言う。例えば「omit3」では1度・3度・5度の音の内、3度を除外する。Cコードで言えば、ド・ミ・ソの内、ミを除外することになる。
引用:weblio辞書
『オミットコード』には
- コードの構成音から音を除外する
という意味があります。
主に音楽業界で使われる専門用語です。
関連用語②オミットシーンの意味
映画・ドラマ・アニメなどで、一度撮影した場面を削除することを指す。日本語では「オミットシーン」、あるいは「カットシーン」とも呼ばれている。
引用:weblio辞書
『オミットシーン』には
- 映画やドラマなどで、一度撮影した場面を削除する
という意味があります。
主にテレビ業界で使われる用語です。
オミットの対義語・反対語は『コミット』
オミットの対義語は、『コミット』になります。
コミットの意味
「コミット」とは、「目標に対して責任を持って深く関わる」や「目標を必ず達成するために全力で取り組む」などの意味で用いられる表現である。「コミットする」のように動詞として用いられることが多い。語源は英語の commit であり、英語の commit にも「専心する」「約束する」といった意味がある。
引用:weblio辞書
コミットには
- 目標に向けて全力で取り組む
- 専心する
- 約束する
などの意味があり、目標に対して結果を約束をする際に用いられます。
オミットは、「除外する」「却下する」というネガティブな意味で使用されることが多く、コミットは責任を持ち、目標に向けて全力で取り組むというポジティブな意味で使用されることがほとんどです。