「オルタナティブ」という言葉は、「代わりとなるもの」という意味があるカタカナ語です。
音楽シーンや投資の業界でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「オルタナティブ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「オルタナティブ」の意味は『代わりとなるもの』
【オルタナティブの意味】
「オルタナティブ」とは、主に「代案」「代替物」「二者択一の選択」あるいは「(主流な方法に取って代わる)新たなもの」などの意味で用いられる英語由来の表現。根本的な意味は「代わりとなるもの」である。
引用:Weblio辞書
オルタナティブの読み方は「おるたなてぃぶ」です。
語源は、英語で代わりのものを意味する「alternative」です。
『オルタナティブ』には
- 代案
- 二者択一の選択
- 新たなもの
- 代わりとなるもの
などの意味があります。
「オルタナティブ」の正しい使い方を例文で紹介!
「オルタナティブ」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①音楽分野で使用される時
主に「オルタナティブロック」「オルタナティブカントリー」など、
伝統的な音楽スタイルでありながら、新しい曲調やアプローチを入れているジャンルを表します。
【例文①】
彼はオルタナティブロックの先駆者だ。
【例文②】
新曲はオルタナティブカントリー風だね。
例文②投資の分野で使われる時
主に、「オルタナティブ投資」という言葉で使われます。
「オルタナティブ投資」とは、従来の株式や債券などではない資産以外への投資を意味しています。
【例文①】
オルタナティブ投資について学びました。
【例文②】
オルタナティブ投資の利点は、為替の変動の影響を受けにくいことです。
【オルタナティブを使う時の注意点】
「オルタナティブ」は、英語由来のカタカナ語なので「オルタナティヴ」「オルターナティブ」「オルターナティヴ」「オルタネイティブ」「オルタネイティヴ」という表記をされることがあります。
どの表記の仕方でも、意味合いは同じですので覚えておきましょう。
「オルタナティブ」の類義語・言い換え3選
『オルタナティブ』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 代替案
- 新方式
- サブカルチャー
類義語①代替案の意味
すでに発表・提出されている案に代わる案。対象となる案に見合う案。
引用:goo辞書
代替案を明日までに準備しなければならない。
類義語②新方式の意味
職場復帰したら、システムが新方式になっていた。
類義語③サブカルチャーの意味
社会の正統的、伝統的な文化に対し、その社会に属するある特定の集団だけがもつ独特の文化。大衆文化・若者文化など。下位文化。サブカル。
引用:goo辞書
このカフェにはサブカルチャー好きが集まります。
「オルタナティブ」の対義語・反対語は『一般的』
オルタナティブの対義語は、『一般的』になります。
一般的には
- 特殊な事物・場合についてでなく、広く認められ行き渡っているさま
- 普遍的
などの意味があり、物事が広く認められ行き渡っているさま用いられます。
一般的には、女性より男性の方が大きい。
代わりとなるものという意味のある「オルタナティブ」に対して、普遍的という意味の「一般的」は、反対の意味の言葉として使うことができます。