「往路」という言葉には、「行きの道」という意味があります。
新年の箱根駅伝や飛行機のチケットを購入する際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「往路」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「往路」の意味は『行きの道』
往路の読み方は「おうろ」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「往」はゆく(いく)
- 「路」はかえる(かえす)
の2つが合わさってできた言葉です。
『往路』には
- 行きの道
- 行き
の意味があります。
「往路」の正しい使い方を例文で紹介!
「往路」は、行きの道を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今回の実家帰省は、往路は新幹線にしました。
例文②
往路は事故渋滞にはまってしまい、予定時間の2倍かかった。
例文③
あの大学が、駅伝の往路優勝した。
例文④
飛行機の往路チケットを購入しました。
例文⑤
旅行の往路は、友人とおしゃべりを楽しんだ。
【往路を使う時の注意点】
往路は、行って帰ってくる場合の行きの道という意味です。
一般的には片道だけの場合は使うことができないので注意しましょう。
「往路」の類義語・言い換え2選
『往路』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 行き
- 行き道
類義語①行きの意味
目的地に向かって行くこと。また、その時や、その道筋。いき。
引用:goo辞書
箱根旅行の行きの電車は、満員でした。
類義語②行き道の意味
行くときの道。行きの道。往路。
引用:goo辞書
行き道は、スマホで地図を見ながらいきました。
「往路」と「帰路」の違いは?
「往路」と「帰路」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「往路」には行きの道という意味がありますが、
それに対し「帰路」には、帰り道という意味があります。
行きは往路・帰りは帰路とセットで使われることが多い言葉ですので、併せて覚えておくとよいでしょう。
「往路」は英語で『outward way』
往路は英語の『outward way』に言い換えることができます。
英語の『outward way』には
- 往路
という意味があります。
「往路」の対義語・反対語は『復路』
往路の対義語は、『復路』になります。
復路には
- かえりみち
- 帰路
の意味があり、往路に対して帰りの道を表す際に用いられます。
旅の疲れもあり、復路はほとんど寝ていた。
行きの道を表す「往路」に対して「復路」は帰りの道を表します。
「往復」という言葉でイメージすると覚えやすいでしょう。
また、帰り道を表す「帰路」も「往路」の反対の意味合いとして使うことができるので、文脈やシーンに合わせて使い分けていくとよいでしょう。