「パイオニア」という言葉には、「開拓者・先駆者」という意味があるカタカナ語です。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「パイオニア」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
パイオニアの意味は『開拓者・先駆者』
パイオニアの読み方は「ぱいおにあ」です。
語源は英語の「pioneer」で古フランス語「peonier (歩兵)」が派生した言葉です。
『パイオニア』には
- 開拓者
- 先駆者
- 研究や技術開発など誰よりも先にその事を成し遂げた人物
などの意味があります。
「パイオニア」の正しい使い方を例文で紹介!
「パイオニア」は、他者に先駆けて物事を成し遂げた人物に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
B子先輩は会社のパイオニア的存在!
例文②
パイオニア精神を持って研究を進めます。
例文③
このプロジェクトは素晴らしいパイオニアに支えられております。
例文④
スティーブ・ジョブズはApple社のパイオニアです。
例文⑤
ビル・ゲイツはWindowsを開発し、PC市場を変えたパイオニアです。
【パイオニアを使う時の注意点】
ビジネスシーンでは「パイオニア的存在・パイオニア精神」という言葉が使われますが、基本は人物を表す言葉です。
またパイオニアの「開拓」という部分から商品名や会社名にも多く使われています。
「パイオニア」の類義語・言い換え5選
『パイオニア』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- フロンティア
- 先駆け
- 草分け
- 創始者
- 元祖
類義語①フロンティアの意味
「フロンティア」とは、未開の地や領域、新しい分野を指す言葉である。
引用:weblio辞書
私のアイデアはフロンティアを拡大できる自信があります。
類義語②先駆けの意味
- 他の者に先んじて敵中に攻め入ること。
- 他のものより先になること。また、そのもの。先駆(せんく)。
引用:weblio辞書
B子が噂の家事ラク商品の先駆けになるとは驚き!
類義語③草分けの意味
- 土地を切り開いて、そこに村や町を興すこと。また、その人。
- ある物事を初めて行うこと。また、その人。創始者。
引用:weblio辞書
彼女の表現は草分けであり、多くの演奏家に影響を与えた。
類義語④創始者の意味
ある物事を最初に始めた人。
引用:weblio辞書
大学の創始者の本を読んで、改めて学びの大切さを感じた。
類義語⑤元祖の意味
- 家系の最初の人。始祖。
- 物事を最初に始めた人。鼻祖。創始者。
- 仏教の一宗の開祖。特に、法然をさす。
引用:weblio辞書
元祖家系ラーメン店を取材します。
「パイオニア」と「フロンティア」の違いは?
「パイオニア」と「フロンティア」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「パイオニア」には開拓者・先駆者という意味がありますが、
それに対し「フロンティア」には、未開拓・新分野という意味があります。
どちらも「新しいジャンルを切り開く」というニュアンスは同じですが、
- パイオニアは人物
- フロンティアは開拓するエリア
と指している部分が違います。
そのため「フロンティアの中に優秀なパイオニアが存在している」と覚えておくと分かりやすいでしょう。
「パイオニア」の対義語・反対語はありません
パイオニアの対義語は、ありません。