「留意点」という言葉には、「特に注意する必要のある点や事柄のこと」という意味があります。
留意点は抑制力のない言葉なので誰にでもどのようなシーンでも使える言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「留意点」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
留意点の意味は『特に注意する必要のある点や事柄のこと』
留意点の読み方は「りゅういてん」です。
語源は中国語の留意に一つの事を意味する点の組み合わせです。
『留意点』には
- 心がける
- 気を付ける
- 心に留める
などの意味があります。
「留意点」の正しい使い方を例文で紹介!
「留意点」は、気を付けたいとき、気を付けてほしいことがある時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
このお品物を使うときの留意点は以下の通りです。
例文②
お子さんを預かる際の留意点は必ずお伝えください。
例文③
次回の会議では留意点についてご意見をお聞かせください。
【留意点を使う時の注意点】
留意点は留意だけで使うことも多い言葉です。
点が付くことで強調されています。
また、箇条書きで書くとうまく相手に伝わりやすいです。
「留意点」の類義語・言い換え3選
『留意点』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 用心
- 警戒
- 押える
類義語①用心の意味
心をくばること・気をつけること・万一に備えて注意・警戒を怠らないこと
引用:goo辞書
日ごろから用心するに越したことはないです。
類義語②警戒の意味
危険や災害に備えて、あらかじめ注意し、用心すること
引用:goo辞書
台風が近づいているので警戒を怠らないでください。
類義語③押えるの意味
大切なところをしっかり理解する・把握する
引用:goo辞書
大事な点ですのでしっかり押さえておきましょう。
「留意点」と「注意点」の違いは?
「留意点」と「注意点」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「留意点」には特に注意する必要のある点や事柄のことという意味がありますが、
それに対し「注意点」には、注意すべき事項・留意点・留意事項という意味があります。
二つの用語は使い方が似ていますがより警戒しているのが注意点と言えるでしょう。目上の方や上司に対して注意を促す場合として留意点は使うことはできますが、注意点は失礼にあたることもあるので気を付けましょう。
「留意点」は英語で『point』
留意点は英語の『point』に言い換えることができます。
英語の『point』には
- 要点
- 指摘
という意味があります。
「留意点」の対義語・反対語はありません
留意点の対義語は、ありません。
留意点には対義語は存在しませんが、留意の対義語は「油断」です。
しかし「油断点」という言葉はありませんので対義語・反対語にはなりません。