「プロパガンダ」という言葉には、「宣伝活動」という意味があるカタカナ語です。
政治や世界情勢のニュースでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「プロパガンダ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
プロパガンダの意味は『政治的な意図を持った宣伝活動のこと』
プロパガンダの読み方は「ぷろぱがんだ」です。
語源はラテン語の「propagare」が転じたもので元々は「種をまく・繁殖する」という意味がありました。
『プロパガンダ』には
- 政治的な宣伝活動
- 宣伝活動
などの意味があります。
「プロパガンダ」の正しい使い方を例文で紹介!
「プロパガンダ」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①政治的意図のプロパガンダ
政治的な活動で使われる言葉ですが「戦争」のイメージが強いです。
【例文①】
平和な国がプロパガンダの影響で戦争に巻き込まれた。
【例文②】
独裁政権のプロパガンダは怖い。
例文②コーポレートプロパガンダ
ビジネスでの宣伝活動をコーポレートプロパガンダと言います。
企業が利益のために商品を広める時に使われます。
【例文①】
A社のコーポレートプロパガンダをリサーチして当社でも使おう。
【例文②】
有名インフルエンサーはコーポレートプロパガンダが得意だから企業とのコラボが多い。
例文③ブラックプロパガンダ
発信者が不明でウソの情報を広めることをブラックプロパガンダと言います。
人や物に悪い印象を与える時に使われます。
【例文①】
SNSはブラックプロパガンダが多いから正しい情報を見極めよう。
【例文②】
ブラックプロパガンダの影響で、推しのアイドル全員嫌いになった。
【プロパガンダを使う時の注意点】
「独裁政権・戦争・強い攻撃」のイメージが強いので、良い意味で使うときは会話の内容や前後の文章に気を付けることが大切です。
ブラックプロパガンダのように世の中にウソの情報はたくさんあります。
いつ誰が発信しているのかなど確認した上で、正しい情報か判断しましょう。
「プロパガンダ」の類義語・言い換え4選
『プロパガンダ』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 世論誘導
- 宣伝
- アジテーション
- マインドコントロール
類義語①世論誘導(せろんゆうどう)の意味
世論誘導の意味は「人々の意見や考えを同じ方向に導くこと」です。
世論誘導で国民の支持を得るのがA国の対策だ。
類義語②宣伝(せんでん)の意味
- 商品の効能や主義・主張などに対する理解・賛同を求めて、広く伝え知らせること。
- 事実以上に、また、事実を曲げて言いふらすこと。
引用:goo辞書
新メニューをSNSで宣伝しなくちゃ!
類義語③アジテーションの意味
強い調子の文章や演説などによって人々の気持ちをあおり、ある行動を起こすようにしむけること。
引用:goo辞書
社長のアジテーションには負けない!
類義語④マインドコントロールの意味
自分の感情を制御すること。また、他人の心を自分の意のままに操ること。
引用:goo辞書
怪しい宗教からマインドコントロールされた過去があります。
「プロパガンダ」と「洗脳」の違いは?
「プロパガンダ」と「洗脳」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「プロパガンダ」には戦うことが正義として心を変えてしまうという意味がありますが、
それに対し「洗脳」には、人を思うがままに操るという意味があります。
どちらも「人の心や考えを変える」ことですが、
大きな違いは
- プロパガンダは、主に戦争で戦いは正義と人の心を変える
- 洗脳は、主に家族や宗教で人の心を奪い自分の思うがままにする
- プロパガンダは「戦争」
- 洗脳は「家族・宗教」
と覚えておくと違いがわかりやすいでしょう。
「プロパガンダ」の対義語・反対語はありません
プロパガンダの対義語は、ありません。