「プロット」という言葉には、「小説などの構想」という意味があるカタカナ語です。
小説などの筋や構想を表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「プロット」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
プロットの意味は『小説などの構想』
プロットの読み方は「ぷろっと」です。
語源は古典英語で土地の区画という意味のある「plot」ですが、
土地の企画のことを枠組みと捉えたことから構想を表すようになったようです。
『プロット』には
- 小説・演劇・映画などの筋
- 小説・演劇・映画などの構想
- 統計などで、データを図表上に示すこと
などの意味があります。
「プロット」の正しい使い方を例文で紹介!
「プロット」は、小説などの筋や構想を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
プレゼンまでに次の企画のプロットを考えないと。
例文②
新しい映画のプロットが出来上がったようだ。
例文③
プロットを見たら早く小説が読みたくなった。
例文④
まずは大まかなプロットを考えることから始めよう。
例文⑤
今回のプロットは誰が考えるんですか。
【プロットを使う時の注意点】
起承転結に沿って考えることを表します。
「プロット」の類義語・言い換え5選
『プロット』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 脚本
- 構想
- アウトライン
- 筋書き
- 筋
類義語①脚本の意味
演劇や映画などの仕組み・舞台装置、俳優のせりふ・動作などを記したもの。台本。本。映画・放送ではシナリオともいう。
引用:weblio辞書
脚本を読んで誰が役に合っているか考える。
類義語②構想の意味
これからしようとする物事について、その内容・規模・実現方法などを考えて、骨組みをまとめること。また、その考え。
引用:goo辞書
小説の構想を練っている時が一番楽しい。
類義語③アウトラインの意味
あらまし。大要。
引用:weblio辞書
この企画のアウトラインについて説明してください。
類義語④筋書きの意味
演劇や小説などの大体の内容を書いたもの。あらすじ。
引用:goo辞書
最初の筋書とはだいぶ変わってしまった。
類義語⑤筋の意味
小説や演劇などの、大体の内容。梗概(こうがい)。
引用:weblio辞書
この物語の筋が決まったところです。
「プロット」と「ストーリー」の違いは?
「プロット」と「ストーリー」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「プロット」には小説などの構想という意味がありますが、
それに対し「ストーリー」には、流れに沿って進んでいく物語という意味があります。
プロットは筋書きや構想を表しますが、ストーリーは流れがある物語を表すという違いがあります。
「プロット」の対義語・反対語はない
プロットの対義語は、ありません。