「ルックス」という言葉には、「容姿」という意味があるカタカナ語です。
人や物の見た目を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ルックス」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ルックスの意味は『容姿』
ルックスの読み方は「るっくす」です。
語源は英語の「looks」です。
「looks」は、カタカナ語の「ルックス」と同様に、目つきや顔つきを意味する言葉として使われています。
『ルックス』には
- 容姿
- 容貌
- 見た目
などの意味があります。
「ルックス」の正しい使い方を例文で紹介!
「ルックス」は、人や物の見た目を表す場面などで使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
結婚相手はルックスで選ばない方がいいよ。
例文②
彼女はルックスはタイプだが、性格が合わない。
例文③
今年度の新入社員は全員ルックスがよいので、人事部が顔で選んだのではないかと噂になっている。
例文④
夫はルックスはイマイチだが、性格がとても良い。
例文⑤
あのアイドルはルックスばかりが注目されているが、歌声もピカイチだ。
【ルックスを使う時の注意点】
明るさを表す単位の「ルクス」の別称のことを「ルックス」と言う場合があります。
こちらはフランス語の「lux」が由来になっており、見た目を表す「ルックス」とは意味が全く異なりますので注意しましょう。
「ルックス」の類義語・言い換え5選
『ルックス』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 見た目
- 風貌
- 姿形
- 装い
- 容色
類義語①見た目の意味
外から見たようす・感じ。
引用:goo辞書
人の見た目に騙されず、内面を見ていきたい。
類義語②風貌の意味
風采と容貌。身なりや顔つきなど、外から見たその人のようす。
引用:goo辞書
あの人は風貌が派手で近寄り難いけど、優しく気さくな人です。
類義語③姿形の意味
身なりと顔かたち。みめかたち。容姿。
引用:goo辞書
歳を取って姿形が変わってしまっても、一生妻のことを愛し続けます。
類義語④装いの意味
身なりを整えたり、身を飾ったりすること。また、その装束や装飾。
引用:goo辞書
すっかり暖かくなって、みんな春の装いです。
類義語⑤容色の意味
容貌と顔色。みめかたち。また、みめかたちがよいこと。美貌。
引用:goo辞書
彼女の容色は高校卒業時から、全く衰えていない。
「ルックス」と「ビジュアル」の違いは?
「ルックス」と「ビジュアル」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ルックス」には容姿という意味がありますが、
それに対し「ビジュアル」には、外見という意味があります。
「ルックス」は、後から変えることが困難である生まれつきの見た目を意味しています。
それに対して「ビジュアル」は、服装やメイクなど、自分の努力やセンスによって変えることができる見た目のことを表します。
どちらも見た目を意味する言葉ですが、微妙にニュアンスが異なりますので、意味をしっかり理解して使い分けましょう。
「ルックス」の対義語・反対語は『内面』
ルックスの対義語は、『内面』になります。
内面には
- 物の内側の面
- 精神・心理に関する面
- 心の中
などの意味があり、人の心の中などを表す際に用いられます。
長く付き合う人は、内面で判断することが大切だ。
人や物の見た目を意味する「ルックス」に対して、心の中という意味の「内面」は、反対の意味の言葉として使うことができます。