IT業界などでよく使われている『サンドボックス』には、『プログラムを置く制限された場所』という意味があります。
情報技術が発展し、社会のデジタル化が進む中で、IT用語に関する知識が求められる仕事も増えています。
言葉の意味を理解することで、自分自身のスキルアップや自己成長にも繋がるでしょう。
この記事では『サンドボックス』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
サンドボックスの意味は1パターン
サンドボックス は、砂箱、砂場
引用:Weblio辞書
サンドボックスは英語で『sandbox』と表記され
- 砂箱、砂場
などの意味があります。
カタカナ語のサンドボックスは『sandbox』が語源となっており、各分野ごとに少しずつ違う使われ方をしていますので、詳しく見ていきましょう。
IT業界でのサンドボックスのとはプログラムがシステムの他の部分に悪影響を及ぼすことのないように設計された環境。
IT業界で使われるサンドボックスは、プログラムがシステムの他の部分に悪影響を及ぼすことのないように設計された環境のことを指します。
サンドボックスの意味①『プログラムを置く制限された場所』
サンドボックスは、IT用語としては、プログラムがシステムの他の部分に悪影響を及ぼすことのないように設計された環境のことである。ソフトウェア開発においては、開発中のプログラムにバグが含まれていた場合などに、システム全体がバグの影響を受けないように用いられる。セキュリティの分野では、外部で作られたソフトウェアが万が一不正なプログラムを含んでいても、システムに侵入したり不正操作したりされないように、プログラムを置く制限された場所をサンドボックスという。
引用:Weblio辞書
『サンドボックス』には
- プログラムがシステムの他の部分に悪影響を及ぼすことのないように設計された環境
- プログラムを置く制限された場所
などの意味があります。
新しいプログラムを試すために、開発者はサンドボックス環境を使用しました。
標的型攻撃の増加にともないマルウェアの高度化が進んでおり、日々新しい脅威が続々と出現している状況です。
それらのなかにはサンドボックスでの検知、解析を回避するマルウェアもあるため、サンドボックスでは検出できないマルウェアを想定して、コンピュータやネットワーク上でも検出できるよう、さまざまなセキュリティ対策を導入して多層防御することが必要です。
サンドボックスの各業界ごとの意味
『サンドボックス』は、ゲーム業界でもよく聞く言葉です。
各業界での意味をしっかりと理解し、シーンに合わせて使い分けていきましょう。
『サンドボックスゲーム』
サンドボックスゲーム(英:sandbox game)とは、ゲームのジャンルの一つで、プレイヤーに明確な達成すべき目標やストーリーを用意せず、提供した世界観の中で自由に行動するタイプのゲームのこと。
代表的な例として3D創作ゲームのマインクラフトやどうぶつの森などが挙げられる。
ストーリーや目標がない分ゲーム内でできることの自由度が高いのが特徴。
サンドボックスゲームは、「どうぶつの森」のようにクリアすべきものもなく、プレイヤーが自由に遊ぶことのできるゲームのことです。
資材を集めたり、あれこれ考えながら家を建てたりするサンドボックスゲームが自分には向いているようだ。
サンドボックスの類義語3選
『サンドボックス』の類義語は3つあります。
①実験
②サイバースペース
③プレイグラウンド
類義語①実験の意味
事柄の当否などを確かめるために、実際にやってみること。また、ある理論や仮説で考えられていることが、正しいかどうかなどを実際にためしてみること。実際に経験すること。
引用:Weblio辞書
昨日失敗したからもう一度実験してみよう。
類義語②サイバースペースの意味
コンピュータネットワーク上に構築された仮想的空間。物質的には存在しない情報空間。
引用:Weblio辞書
類義語③プレイグラウンドの意味
運動場、遊び場、行楽地、活動の場
引用:Weblio辞書
これから子どもを連れてプレイグラウンドへ行く。
サンドボックスの対義語・反対語はオープンワールド
サンドボックスの対義語は、「オープンワールド」になります。
オープンワールドは、コンピュータゲームを指す用語として用いられます。
サンドボックスが制限や隔離された環境を提供するのに対して、オープンワールドは制約や境界のない自由な環境を指します。
オープンワールドでは、より自由な行動や探索が可能です。