「参画」という言葉には、「事業・政策などの計画に加わること」という意味があります。
「社会参画」などの言葉でよく使われますが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「参画」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「参画」の意味は『事業・政策などの計画に加わること』
参画の読み方は「さんかく」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「参」は加わる
- 「画」ははかる
の2つが合わさってできた言葉です。
『参画』には
- 事業・政策などの計画に加わること
などの意味があります。
「参画」の正しい使い方を例文で紹介!
「参画」は、事業・政策などの計画に加わることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
地域のボランティア企画に参画した。
例文②
参画したイベントが大盛況だった。
例文③
男女共同参画社会の実現を目指している。
例文④
教育大学の研究に参画することになった。
例文⑤
今夜は、新プロジェクトの参画メンバーで打ち上げに行きます。
【参画を使う時の注意点】
「参画」という言葉が広まったきっかけは1999年に制定された「男女共同参画社会基本法」だと言われています。
男女共同参画社会とは、男女ともに社会参加ができるように制度が整備された社会のことを指します。
主なテーマは女性の社会進出や男性の家庭参加です。
「参画」の意味と併せて覚えておくとよいですね。
「参画」の類義語・言い換え4選
『参画』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 関与
- 加入
- 加担
- 参加
類義語①関与の意味
ある物事に関係すること。
引用:goo辞書
犯人がこの事件に関与していることは明らかだった。
類義語②加入の意味
団体や組織などの仲間に加わること。
引用:goo辞書
社会人になったので、生命保険に加入しました。
類義語③加担の意味
力添えをすること。仲間になること。
引用:goo辞書
息子が、いじめに加担していたと聞いてショックだった。
類義語④参加の意味
ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすること。
引用:goo辞書
秋祭りの実行委員として参加しました。
「参画」と「参加」の違いは?
「参画」と「参加」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「参画」には事業・政策などの計画に加わることという意味がありますが、
それに対し「参加」には、ある目的をもつ集まりに一員として加わり、行動をともにすることという意味があります。
どちらも、ある物事に加わるという面では同じ意味を持つ言葉です。
「参加」はどのような集まりに対しても使う事ができる言葉ですが、「参画」は事業や政策の計画に加わるという限定的な使い方をしますので、気をつけましょう。
「参画」は英語で『participation』
参画は英語の『participation』に言い換えることができます。
英語の『participation』には
- 参加
- 関与
という意味があります。
「参画」の対義語・反対語は『脱退』
参画の対義語は、『脱退』になります。
脱退には
- 属している団体・組織から抜けること
などの意味があり、所属している組織などから抜けることを表す際に用いられます。
農林組合から脱退することにしました。
事業・政策などの計画に加わることを意味する「参画」に対して、属している団体・組織から抜けること「脱退」は、反対の意味の言葉として使うことができます。