「散策」という言葉には、「これといった目的もなく、ぶらぶら歩くこと」という意味があります。
旅先や休日などで、目的なく歩き回ることを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「散策」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「散策」の意味は『これといった目的もなく、ぶらぶら歩くこと』
散策の読み方は「さんさく」です。
語源は漢字の「散(さん)」と「策(さく)」から成り立っており、
- 「散(さん)」は気ままである、ぶらぶらしている
- 「策(さく)」はつえをつく
の2つが合わさってできた言葉です。
『散策』には
- これといった目的もなく、ぶらぶら歩くこと
- 散歩
などの意味があります。
「散策」の正しい使い方を例文で紹介!
「散策」は、目的もなく歩き回るときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
久々に予定のない休日なので、近所の公園を散策することにしました。
例文②
夕食まで時間があるから、ホテルの周りを散策してみよう。
例文③
知らない土地を散策することは、旅の一番の醍醐味です。
【散策を使う時の注意点】
「散策」は目的もなく歩き回ることという意味を含んでいるので、健康のためなどの目的がある場合は「散歩」がより適しています。
「散策」の類義語・言い換え3選
『散策』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 散歩(さんぽ)
- 遊歩(ゆうほ)
- 徘徊(はいかい)
類義語①散歩(さんぽ)の意味
気晴らしや健康などのために、ぶらぶら歩くこと。散策
引用:goo辞書
健康のために、毎朝の散歩を習慣にしています。
類義語②遊歩(ゆうほ)の意味
ぶらぶらと歩くこと。そぞろ歩き。散歩
引用:goo辞書
この庭園は誰でも遊歩できるように整備されています。
類義語③徘徊(はいかい)の意味
あてもなく、うろうろと歩きまわること
引用:goo辞書
町中を徘徊していたら、素敵なお店を見つけた。
「散策」と「探索」の違いは?
「散策」と「探索」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「散策」にはこれといった目的もなく、ぶらぶら歩くことという意味がありますが、
それに対し「探索」には、未知の事柄などをさぐり調べることという意味があります。
「散策」は目的をもたないのに対し、「探索」は未知の事柄を調べるという目的を持った行動を意味します。
また「散策」は歩くという行動を意味しますが、「探索」には歩いて調べる以外の行動も含まれます。
「散策」は英語で『stroll』
散策は英語の『stroll』に言い換えることができます。
英語の『stroll』には
- ぶらつく
- 散歩する
という意味があります。
「散策」の対義語・反対語はありません
散策の対義語は、ありません。