三々五々の意味とは?正しい使い方・例文をわかりやすく解説!由来・類義語・対義語まとめ!

人

「三々五々」という言葉には、「人や物があちこちに散らばっているさま」という意味があります。

ニュースやかしこまった場面などで使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「三々五々」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

三々五々の意味は『人や物があちこちに散らばっているさま』

人々

【三々五々の意味】

あちらに三人、こちらに五人というように、人が行く、また、人がいるさま。また、物があちこちに散らばっているさま。ばらばらと、ちらほらと。

引用:goo辞書

三々五々の読み方は「さんさんごご」です。

語源は、中国の詩人李白の漢詩『採蓮曲』の「三三五五垂楊に映ず」という一節だと言われています。

これは女性たちに、3人〜5人くらいの男性が話しかけている場面を表した詩です。

『三々五々』には

  • あちらに三人、こちらに五人というように、人が行く、また、人がいるさま
  • 物があちこちに散らばっているさま
  • ばらばらと

などの意味があります。

三々五々の正しい使い方を例文で紹介!

人々

「三々五々」は、人や物があちこちに散らばっている場面を表す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

映画の上映10分前から、三々五々人が集まってきた。

例文②

B男

飲み会が終わって、三々五々帰っていく。

例文③

C子

実家の近くは、家が三々五々としている。

例文④

B子

三々五々集まってきた子供たちに声をかけて、整列を促した。

例文⑤

C男

集合時間になっても、参加者が三々五々としている。

【三々五々を使う時の注意点】

「三々五々」とは、言葉通り3〜5つ程度の少数のまとまりを言います。

物を表す際にも使えますが、人が集まったり離れたりする様子を表す場合が多いです。

付かず離れずの距離感で集合したり解散したりするというイメージで使いましょう。

「三々五々」の類義語・言い換え3選

人々

『三々五々』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 三々両々
  2. ちらほら
  3. ぽつぽつ

類義語①三々両々の意味

「三三五五」に同じ。

引用:goo辞書

B子

三々両々としていた人達も、夕暮れと共にすっかりいなくなった。

類義語②ちらほらの意味

少しずつまばらにあるさま。また、たまにあるさま。ちらりほらり。

引用:goo辞書

A子

花火大会があるので、浴衣の女の子がちらほら見える。

類義語③ぽつぽつの意味

物があちこちに少しずつあるさま。

引用:goo辞書

B男

遠くの方にぽつぽつと電灯の灯りが見える。

可及的速やかにの意味

「三々五々」は英語で『by twos and threes

人々

三々五々は英語の『by twos and threes』に言い換えることができます。

by twos and threesの意味

三々五々

引用:Weblio英和辞典・和英辞典

英語の『by twos and threes』には

  • 三々五々

という意味があります。

三々五々の対義語・反対語は『勢揃い』

人々

三々五々の対義語は、『勢揃い』になります。

勢揃いの意味

人々がある目的で1か所に集まること。

引用:goo辞書

勢揃いには

  • 人々がある目的で1か所に集まること

という意味があり、人が揃っていることを表す際に用いられます。

B男

お正月に親戚が勢揃いした。

人や物があちこちに散らばっている様子を表す「三々五々」に対して、人々がある目的で1か所に集まることを表す「勢揃い」、反対の意味の言葉として使うことができます。

謹啓の意味

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