「精を出す」という言葉には、「精いっぱい取り組む」という意味があります。
こつこつ物事をすることを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「精を出す」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
精を出すの意味は『精いっぱい取り組む』
精を出すの読み方は「せいをだす」です。
語源は「精」には心身の力という意味があることから、精一杯取り組むなどの意味になります。
『精を出す』には
- 精いっぱい働く
- こつこつ物事をする
などの意味があります。
「精を出す」の正しい使い方を例文で紹介！
「精を出す」は、こつこつ物事をすることを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子私の両親は商売に精を出している。
例文②
B男他にやることもないので仕事に精を出す。
例文③
C子どんなことにも精を出していて尊敬する。
例文④
B子もっと良い成績をもらうために、勉強に精を出すべきだ。
例文⑤
C男良い企画ができるように仕事に精を出す。
【精を出すを使う時の注意点】
漢字を性と間違える人がいるので注意が必要です。
「精を出す」の類義語・言い換え5選
『精を出す』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 尽力する
- 勤しむ
- 粉骨砕身
- 精進する
- 奮闘する
類義語①尽力するの意味
ある目的の実現のために、力を尽くすこと。
引用：weblio辞書
B子彼はイベントを成功させるために尽力している。
類義語②勤しむの意味
熱心につとめ励む。精を出す。
引用：goo辞書
A子彼はなによりも勉学に勤しんでいた。
類義語③粉骨砕身の意味
力の限り懸命に働くこと。
引用：weblio辞書
B男彼は入社当時から会社のために粉骨砕身している。
類義語④精進するの意味
一つのことに精神を集中して励むこと。一生懸命に努力すること。
引用：goo辞書
B子この研究を成功させるために、精進している。
類義語⑤奮闘するの意味
力いっぱい努力すること
引用：weblio辞書
C男彼女は定時に帰るために奮闘している。
「精を出す」は英語で『work hard』
精を出すは英語の『work hard』に言い換えることができます。
work hardの意味
汗を流す, 励む, こつこつ働く, コツコツ働く, 努める, 勉める, 力める, 精を出す, 精をだす, 駑馬に鞭打つ, 稼ぐ, こき使う, 扱き使う, 扱使う, 精が出る
英語の『work hard』には
- こつこつ働く
- 精を出す
という意味があります。
「精を出す」の対義語・反対語は『怠ける』
精を出すの対義語は、『怠ける』になります。
怠けるには
- なすべきことをしない
- 働かない
- ずるける
などの意味があり、働かない人を表すときなどに用いられます。
B男彼は働かずに怠けていることが多い。
精一杯働く意味がある精を出すに対して、怠けるは働かないことを意味します。