『セッション』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『議会や会議が開会する』という意味があります。
初めて『セッション』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『セッション』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
セッションの意味は4パターン
【セッションの意味】
1 議会・会議などの会期。開会している期間。
2 ⇒ジャムセッション
3 ⇒ビジット2
4 コンピューターのシステムやネットワークに接続またはログインしてから、切断またはログオフするまでの一連の操作のこと。
引用:weblio辞書
セッションの意味①『議会・会議などの会期』『開会している期間』
『セッション』には
・議会・会議などの会期
・開会している期間
・学校の授業などが行なわれること
などの意味があります。
3月末に、セッションを予定しています。
セッションの意味②『ジャムセッション』
音楽で、演奏のために演奏者が集まること。特にジャズで、演奏者が自由に集まって即興演奏を行なう場合に、ジャムセッションとよぶ。
引用:コトバンク
『セッション』には
- ジャムセッション
などの意味があります。
セッションをしているお店を、知っていますか?
セッションの意味③『ビジット』(Web分野)
Webの分野では、Webサイトへのアクセス数の単位の一つで、サイトを訪れた閲覧者がサイト内で行う一連の行動をまとめてセッションという。「ビジット」(visit)もほぼ同義。
引用:e-words
『セッション』には
- ビジット
などの意味があります。
セッション数を確認する。
セッションの意味④『接続またはログインしてから、切断またはログオフするまでの一連の操作のこと』(IT分野)
ITの分野では、コンピュータシステムやネットワーク通信において、接続/ログインしてから、切断/ログオフするまでの、一連の操作や通信のことをこのように呼ぶ。
引用:e-words
『セッション』には
- ログインしてから,ログオフするまでの、一連の操作や通信のこと
などの意味があります。
セッションをしたかどうか、サーバーに確認メッセージがいきます。
セッションの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『セッション』は、『サイトへのアクセス数』などがあります。
例文①サイトへのアクセス数という意味で使う時
【Before】
前回と比較して、どのぐらいサイトへのアクセス数が変わったか比較したい。
【After】
前回と比較して、どのぐらいセッション数が変わったか比較したい。
ビジネスシーンで『セッション』と言われた時は、『通信の開始から終了までのカウント数』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
セッションと間違いやすい用語をまとめておきました。意味を正しく理解して使用してください。
・「ユニークユーザー」とは、1人のユーザーが複数回サイトを訪問してもカウントは1回になります。IPアドレスなどで区別されているので、サイト利用者の正しい人数を知ることが出来ます。
・「PV(PageView ページビュー)」とは、サイト内の特定のページを何回閲覧したかを表しています。1人の人が10回閲覧すると回数は10PVになります。そのウェブサイトがどのくらい閲覧されているかを測るための最も一般的な指標の一つです。
・「トラフィック」とは、インターネットやLANなどの通信回線において、一定時間内にネットワーク上で転送されるデータ量の事を言います。アクセス数のカウントではなく一定時間中のアクセスに伴う通信量を示すので、どの時間帯でそのサイトが閲覧されやすいかの傾向を読み取ることが出来ます。
セッションの類義語3選
『セッション』の類義語は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
①assembly(アセンブリ)
②conference(カンファレンス)
③term(ターム)
類義語①assembly(アセンブリ)の意味
1 集会。会合。
2 機械・建材などの、最終的な組み立て。
All students are expected to attend school assembly.(すべての生徒は学校集会に出席することを期待されている)
引用:weblio辞書
Tomorrow's school assembly will be held at 10:00 a.m.(明日の全校集会は、10時から行います)
類義語②conference(カンファレンス)の意味
会議、協議会、相談、協議(すること)、(学校・プロバスケット・スポーツクラブなどの)競技連盟、リーグ、カンファレンス
hold a conference(会議を催す)
類義語③term(ターム)の意味
「term」は英語で「期間」「用語」「条件」などの意味を持つ単語である。文脈によって意味が異なるため、注意が必要である。例えば、「学期」を意味する場合は「school term」、「契約期間」を意味する場合は「contract term」などと使われる。
The term of the contract is three years.(契約期間は3年である。)
引用:weblio辞書
It has been decided to further extend the term of the contract with Company B(B社との契約期間をさらに延長する事に決定した)
セッションの関連用語6選
『セッション』の関連用語は6つあります。
①online session(オンラインセッション)
②in session(インセッション)
③training session(トレーニング セッション)
④out of session(アウトオブセッション)
⑤セッション数
⑥セッションする
関連用語①online session(オンラインセッション)の意味
「online session」とは、ユーザーが随時オンラインサービスにアクセスできる中断のない期間を意味する。また、ゲーム用語としては、オンラインを通じて遠方の相手とテーブルトークRPGを行うことを意味する。ただし、オンラインを通じたテーブルトークRPGを「online session」と呼ぶのは日本だけなので、外国では通用しない。
引用:weblio辞書
関連用語②in session(インセッション)の意味
「in session」とは、開催中、~の真っ最中という意味で用いられる英語表現である。
・The meeting is in session right now.(現在会議の真っ最中である)
引用:weblio辞書
関連用語③training session(トレーニング セッション)の意味
「training session」とは、専門能力開発のためのトレーニング・トレーニング期間を意味する。
・She never missed a training session.(彼女はトレーニング セッションを欠席したことはない)
引用:weblio辞書
関連用語④out of session(アウトオブセッション)の意味
「out of session」とは、セッション外という意味で用いられる英語表現である。
引用:weblio辞書
関連用語⑤セッション数の意味
「セッション数」とは、ユーザーがWebサイトにアクセスした回数のことを意味する。別名、「アクセス数」、「訪問数」と呼ばれており、ビジネスにおいては集客数や販売数などを予測する指標となる。特定のWebサイトにアクセスしてから離脱するまでを1回と数えるため、同じユーザーが複数のWebページを訪れた場合もセッションが1回であれば1とカウントされる。
引用:weblio辞書
関連用語⑥セッションするの意味
「セッションする」とは、主に音楽においてアドリブで即興演奏をすることを意味する。単に演奏するだけでなく、競い合って新しい音を作り出そうという意味も含まれている。
引用:weblio辞書
セッションの対義語・反対語はありません
セッションの対義語は、ありませんでした。
サイトのアクセス数・会議などの会期などを意味している「セッション」には、対義語はありませんでした。
反対の意味で使うなら「out of session(アウトオブセッション)」などに言い換えて使用してください。