「社不」という言葉には、「社会に適合できない人」という意味があります。
SNS上などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「社不」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「社不」の意味は『社会に適合できない人』
社不の読み方は「しゃふ」です。
語源は「社会不適合者」の略から来ており、ネットスラング表現として用いられます。
- 「社」は世の中
- 「不」は否定を表す
の2つが合わさってできた言葉です。
『社不』には
- 社会の要求に応えて生活することが困難な者
- 社会に適合できない人
- うまくやっていけない人
などの意味があります。
「社不」の正しい使い方を例文で紹介!
「社不」は、社会に適合できない人を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
社不なので、大人数の飲み会は苦手です。
例文②
社不すぎて、仕事を変えてもうまくいかない。
例文③
ずっと引きこもっている兄は、社不だと思う。
例文④
タイピングもできないなんて、社不だな。
例文⑤
社不な自分を変えたいと思っている。
【社不を使う時の注意点】
「社不」はネットスラングで、自虐する際に使われることが多いです。
批判的に受け取られることもあるので、第三者に使う時には注意が必要です。
「社不」の類義語・言い換え2選
『社不』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 落ちこぼれ
- 落伍者
類義語①落ちこぼれの意味
1 容器からこぼれて落ちたもの。穀物などにいう。
2 全部処理しきれないで残ったもの。余り物。
3 ある組織や体制についていけない人を俗にいう。「—を作らない授業」
引用:Weblio辞書
授業中に寝ていたので、あっという間に落ちこぼれてしまった。
類義語②落伍者の意味
隊列や隊伍から後れおいて行かれた人。比喩的に、大勢の人が歩むような人生に遅れを取ったり、悪い方向に行って落ちぶれてしまったりしている人のこと。
引用:Weblio辞書
戦いに負けて落伍者となった。
「社不」は英語で『social misfit』
社不は英語の『social misfit』に言い換えることができます。
英語の『social misfit』には
- 社会不適合者
- 社会に適応できない人
という意味があります。
「社不」の対義語・反対語は『社交的』
社不の対義語は、『社会適合者』や『社交的』などです
社交的には
- 人とのつきあいに積極的で、つきあい方のじょうずなさま
などの意味があり、人や社会と関わることが好きで、積極的に交流することを表す際に用いられます。
彼女は積極的に彼にアタックしている。
社会にうまく馴染めない様子を「社不」と表すのに対して、社会との付き合いに積極的で、うまく付き合う様子を「社交的」と表します。