「シビア」という言葉は、「厳しい」などという意味があるカタカナ語です。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「シビア」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「シビア」の意味は『厳しい』など

シビアの読み方は「しびあ」です。
語源は、英語で厳しいことや容赦がないことを意味する「severe」です。
『シビア』には
- 厳しい
- 激しい
- 深刻な
- 厳重な
- 過酷な
などの意味があります。
「シビア」の正しい使い方を例文で紹介!

「シビア」は、厳しいことや、現実的で甘くないことをあらわす際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子このプロジェクトのスケジュールはかなりシビアです。
例文②
B男コスト面での条件がシビアなので、再検討が必要です。
例文③
C子今回のクライアントは品質基準がシビアです。
例文④
B子予算がシビアなので、優先順位をはっきりさせましょう。
例文⑤
C男売上などの数字に関してはシビアに見られると思っておいてください。
【シビアを使う時の注意点】
「シビア」は、厳しい・容赦ないという意味のカタカナ語で日常会話でもビジネスシーンでも使われる言葉です。
しかし、ややカジュアル寄りの言葉のため、改まった文面では「厳格」「厳しい」に置き換えるとよいでしょう。
「シビア」の類義語・言い換え4選

『シビア』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 厳格
- ストイック
- 手厳しい
- 現実的
類義語①厳格の意味
正しくない物事を許さないさま。失敗、不成功、不正、例外などを許容しない様子。
引用:Weblio辞書
B子社長は厳格な人だと言われています。
類義語②ストイックの意味
「(目標への到達のために)自分を厳しく律する」という禁欲的で求道的な姿勢や生き方を指す意味で用いられる表現である。
引用:Weblio辞書
A子彼女のストイックさにはいつも憧れる。
類義語③手厳しいの意味
手心を加えず、非常に厳しい。少しも容赦しない。
引用:Weblio辞書
B男上司は手厳しいが、それがチームの成長につながっている。
類義語④現実的の意味
現実のものであるさま。現実に即しているさま。
引用:Weblio辞書
C男現実的な視点から、このプロジェクトを整理してみました。

「シビア」と「シリアス」の違いは?

「シビア」と「シリアス」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「シビア」には厳しい、激しい、深刻などという意味がありますが、
それに対し「シリアス」には、真剣な、重大なという意味があります。
「シビア」は主に状況や評価が厳しいことを意味しますが、「シリアス」は物事の重大さや深刻さを意味する言葉です。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「シビア」の対義語・反対語は『寛大』

シビアの対義語は、『寛大』になります。
寛大には
- 度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないこと
などの意味があり、度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないことを表す際に用いられます。
B男課長は人のミスに寛大だ。
厳しいことや激しいこと、深刻であることを意味する「シビア」に対して、度量が大きく、思いやりがあり、むやみに人を責めないことという意味の「寛大」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


