「嗜好品」という言葉には、「味や風味を楽しむために個人が好んで摂取する製品」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「嗜好品」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「嗜好品」の意味は『味や風味を楽しむために個人が好んで摂取する製品』

嗜好品の読み方は「しこうひん」です。
語源は、個人の好みや趣味、味などの好みを表す「嗜好」と、品物を意味する「品」が組み合わされた言葉です。
『嗜好品』には
- 味や風味を楽しむために個人が好んで摂取する製品
などの意味があります。
「嗜好品」の正しい使い方を例文で紹介!

「嗜好品」は、味や風味を楽しむために個人が好んで摂取する製品を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

私の嗜好品はコーヒーです。
例文②

昔はタバコが嗜好品でした。
例文③

この店では、上質な嗜好品を取り揃えている。
例文④

母は嗜好品の紅茶ににこだわっている。
例文⑤

海外のビールを嗜好品として楽しんでいます。
【嗜好品を使う時の注意点】
「嗜好品」は、必需品ではないものの、好んで楽しむ品物を指します。
特に食品や飲料、タバコやお酒などを指す場合が多いので覚えておきましょう。
「嗜好品」の類義語・言い換え2選

『嗜好品』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 贅沢品
- 趣味品
類義語①贅沢品の意味
生活に直接必要のない高価な品。奢侈(しゃし)品。
引用:Weblio辞書

類義語②趣味品の意味

彼の部屋には趣味品がたくさん並んでいる。

「嗜好品」と「趣向品」の違いは?

「嗜好品」と「趣向品」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「嗜好品」には味や風味を楽しむために個人が好んで摂取する製品という意味がありますが、
それに対し「趣向品」には、工夫やアイデアが凝らされ、趣味や興味を引く品物という意味があります。
似ている言葉ですが、「嗜好品」は楽しむためのものであるニュアンスが強いですが、「趣向品」は個性や趣向の面白さが重視されるという違いがあります。
「嗜好品」は英語で『tasty thing』

嗜好品は英語の『tasty thing』に言い換えることができます。
英語の『tasty thing』には
- 嗜好品
という意味があります。
「嗜好品」の対義語・反対語は『必需品』

嗜好品の対義語は、『必需品』になります。
必需品には
- なくてはならない品物
などの意味があり、なくてはならない品物を表す際に用いられます。

僕にとって、ウェットティッシュは必需品です。
味や風味を楽しむために個人が好んで摂取する製品という意味の「嗜好品」に対して、なくてはならない品物という意味の「必需品」は、反対の意味の言葉として使うことができます。
