「深紅」という言葉には、「濃い紅色」という意味があります。
赤色を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「深紅」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「深紅」の意味は『濃い紅色』
深紅の読み方は「しんく」「しんこう」です。
「しんく」と読む方が一般的です。
「深紅」の由来は、その色の染め方からきています。
紅花だけで染められた鮮やかな赤のことを「深紅」と言います。
『深紅』には
- 濃い紅色
- 正真の紅色
- まっか
などの意味があります。
「深紅」の正しい使い方を例文で紹介!
「深紅」は、濃い紅色を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
成人式では深紅の振袖を着ました。
例文②
彼女に深紅の宝石がついた指輪をプレゼントします。
例文③
娘の七五三では、私が着た深紅の着物を着せようと思っています。
例文④
深紅のバラを100本もらうのが理想のプロポーズです。
例文⑤
深紅のドレスの彼女は、とても素敵でした。
【深紅を使う時の注意点】
深紅は、大まかにいうと赤色のことです。
赤の中でも深みのある、えんじ色やワインレッドに似ている色ですので、覚えておきましょう。
「深紅」の類義語・言い換え4選
『深紅』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 真紅
- 赤
- 朱
- 韓紅(からくれない)
類義語①真紅の意味
濃い紅色。正真の紅色。まっか。しんこう(深紅)。
引用:goo辞書
真紅の口紅を買いました。
類義語②赤の意味
色の名。三原色の一つで、新鮮な血のような色。また、その系統に属する緋 (ひ) ・紅・朱・茶・桃色などの総称。
引用:goo辞書
好きな色は赤です。
類義語③朱の意味
赤い色。特に、朱・緋 (ひ) ・紅。また、赤く染められたもの。
引用:goo辞書
空が朱に染まっています。
類義語④韓紅の意味
鮮やかな濃い紅の色。
引用:goo辞書
この生地は、鮮やかな韓紅です。
「深紅」と「真紅」の違いは?
「深紅」と「真紅」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「深紅」には濃い紅色という意味がありますが、
それに対し「真紅」にも、濃い紅色という意味があります。
どちらも濃い紅色という同じ意味をもつ言葉です。
「深紅」は英語で『crimson』
深紅は英語の『crimson』に言い換えることができます。
英語の『crimson』には
- 深紅(色)の
- あかね色の
という意味があります。
「深紅」の対義語・反対語は『浅紅』
深紅の対義語は、『浅紅』になります。
浅紅には
- 薄い紅色
- うすくれない
- ももいろ
などの意味があり、薄い紅色を表す際に用いられます。
こちらの着物は、薄紅が綺麗です。
濃い紅色を表す「深紅」に対して、薄い紅色を表す「浅紅」は、反対の意味の言葉として使うことができます。
また、深紅の反対色は、コバルトグリーンなどの青っぽい緑色になります。