「進展」という言葉には、「物事が進行したり、発展すること」という意味があります。
状況が変化する場面でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「進展」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「進展」の意味は『事態が進行して、新たな局面があらわれること』
進展の読み方は「しんてん」です。
- 「進」はすすむ
- 「展」はひろがる
の2つが合わさってできた言葉です。
『進展』には
- 事態が進行して、新たな局面があらわれること
- 物事が進歩・発展すること
などの意味があります。
「進展」の正しい使い方を例文で紹介!
「進展」は、状況が変わる場面を表現するときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
最近気になる人との進展があったの!
例文②
ようやく状況が進展してきた。
例文③
また進展がありましたら連絡させていただきます。
例文④
急速に事態が進展してきた。
例文⑤
何にも進展がないと、退屈だなあ。
【進展を使う時の注意点】
良い意味で状況が変化するときに、使うことが多い言葉です。
「進展」の類義語・言い換え5選
『進展』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 発展
- 進歩
- 増進
- 上達
- 向上
類義語①発展の意味
だんだんと、この街も発展してきたね。
類義語②進歩の意味
今の時代は、インターネット環境が昔よりも進歩している。
類義語③増進の意味
物事の勢いなどがいっそう激しくなること。また、激しくすること。
引用:Weblio辞書
秋頃は、食欲が増進するよね。
類義語④上達の意味
練習してきたおかげか、ギターを弾くのが上達してきた。
類義語⑤向上の意味
体力を向上させるため、スポーツジムへ通うことにした。
「進展」と「進捗」の違いは?
「進展」と「進捗」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「進展」には物事が進歩・発展することという意味がありますが、
それに対し「進捗」には、物事が捗ることという意味があります。
どちらもポジティブな意味で物事が進んでいるときに使われますが、「進展」はさらに新しい展開に入るという意味合いがあります。
「進展」は英語で『progress』
進展は英語の『progress』に言い換えることができます。
英語の『progress』には
- 進展
- 発達
- 成長
という意味があります。
「進展」の対義語・反対語は『停頓』
進展の対義語は、『停頓』になります。
停頓には
- 物事が順調にはかどらないこと
- ある状態にとどまること
などの意味があり、うまく発展しない状況のときに用いられます。
物事が進行していく進展に対して、停頓は行き詰まることを指します。