「シリアス」という言葉には、「まじめで深刻な様子」という意味があるカタカナ語です。
深刻な場面でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「シリアス」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
シリアスの意味は『まじめで深刻な様子』
シリアスの読み方は「しりあす」です。
語源は英語の「serious」です。
「serious」は真面目・本格的・深刻であることなどの意味で使われます。
『シリアス』には
- きわめてまじめなさま
- 本格的なさま
- 事態などの深刻なさま
などの意味があります。
「シリアス」の正しい使い方を例文で紹介!
「シリアス」は、物事が深刻なシーンなどで使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今日見た映画は、シリアスな内容でした。
例文②
彼女が急にシリアスな雰囲気になったので、別れ話かと思ってドキドキした。
例文③
あの俳優はシリアスなシーンでの演技が上手い。
例文④
あの人はシリアスな感じで、近づきにくい。
例文⑤
部長が急にシリアスな話をしてきた。
【シリアスを使う時の注意点】
「シリアスな場面」「シリアスな雰囲気」というような使われ方をします。
一般的には重たい空気感や厳格な状況を表しますので、意味をしっかりと覚えておきましょう。
「シリアス」の類義語・言い換え3選
『シリアス』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 堅苦しい
- 生真面目
- 深刻
類義語①堅苦しいの意味
気楽なところがなくて窮屈である。かたっくるしい。
引用:goo辞書
今日は堅苦しい話は無しにして、楽しみましょう。
類義語②生真面目の意味
非常にまじめなこと。まじめすぎて融通がきかないこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
彼はいい人だけど、生真面目すぎるので、なかなか彼女ができません。
類義語③深刻の意味
考え・表現などが深いところにまで達していて重々しいこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
妻は、深刻な面持ちで診察室から出てきた。
「シリアス」と「シリアル」の違いは?
「シリアス」と「シリアル」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「シリアス」には物事が深刻なさまという意味がありますが、
それに対し「シリアル」には、コーンフレークなどの穀物や穀物加工品という意味があります。
また、「シリアル」は「シリアルナンバー」などで使われるように数字が一続きに並んでいることを表す言葉でもあります。
「シリアス」と「シリアル」は、最後の1文字が違うだけでとても似ている言葉ですが、意味は全く異なります。
言い間違いには気をつけましょう。
「シリアス」の対義語・反対語は『コミカル』
シリアスの対義語は、『コミカル』になります。
コミカルには
- こっけいなさま
- おどけたさま
- 喜劇的
などの意味があり、おどけた様子を表す際に用いられます。
この劇はコミカルな内容で、子どもも楽しめました。
深刻な様子を意味する「シリアス」に対して、おどけた様子を表す「コミカル」は、反対の意味の言葉として使うことができます。