「素晴らしい」という言葉には、「群を抜いてすぐれていることや、驚くほど程度がはなはだしいこと」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「素晴らしい」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「素晴らしい」の意味は『群を抜いてすぐれていることや、驚くほど程度がはなはだしいこと』
素晴らしいの読み方は「すばらしい」です。
語源は諸説ありますが、縮んで小さくなるという意味の「窄む(すぼむ)」だと言われています。
「素晴らしい」は、以前はみすぼらしい、肩身が狭いというネガティブな意味で使われていました。
しかし、接頭語の「す」と「晴らし」で構成されているという間違った解釈から、だんだんとプラスの意味合いで使われるようになり、明治時代以降には優れていることを意味する言葉として定着しました。
『素晴らしい』には
- 群を抜いてすぐれている
- 大変みごとである
- このうえなく好ましい
- 驚くほど程度がはなはだしい
- ものすごい
- ひどい
- とんでもない
などの意味があります。
「素晴らしい」の正しい使い方を例文で紹介!
「素晴らしい」は、群を抜いてすぐれていることや、驚くほど程度がはなはだしいことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今日は素晴らしいプレゼンでした。
例文②
君の努力が、素晴らしい成果につながった。
例文③
課長の素晴らしいリーダーシップに憧れる。
例文④
君の書記能力は本当に素晴らしい!
例文⑤
この素晴らしいチームで仕事ができたことを誇りに思います。
【素晴らしいを使う時の注意点】
「素晴らしい」は、他者に対してプラスの評価や称賛を表す言葉として使われます。
評価する言葉のため、目上の人に対して使うと失礼に当たる場合もあるので気をつけましょう。
「素晴らしい」の類義語・言い換え4選
『素晴らしい』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 素敵
- 目覚ましい
- 輝かしい
- 秀逸
類義語①素敵の意味
自分の気持ちに合っていて、心を引かれるさま。非常にすぐれているさま。
引用:goo辞書
彼は素敵な鞄を持っています。
類義語②目覚ましいの意味
目が覚めるほどすばらしい。驚くほどすばらしい。
引用:goo辞書
彼女は目覚ましい成果を残しました。
類義語③輝かしいの意味
光り輝くようにすばらしい。華々しい。
引用:goo辞書
彼は輝かしいキャリアを築いている。
類義語④秀逸の意味
他のものよりぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。
引用:goo辞書
彼女が作成した資料は秀逸でした。
「素晴らしい」と「素敵」の違いは?
「素晴らしい」と「素敵」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「素晴らしい」には群を抜いてすぐれていることや、驚くほど程度がはなはだしいことという意味がありますが、
それに対し「素敵」には、自分の気持ちに合っていて、心を引かれるさまという意味があります。
「素晴らしい」は誰もが認めるような業績や良さについて客観的に評価する意味合いがあるのに対して、「素敵」は、その人が感覚的によいと感じたことを表します。
どちらも優れているものを表す言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「素晴らしい」は英語で『wonderful』
素晴らしいは英語の『wonderful』に言い換えることができます。
英語の『wonderful』には
- すばらしい
- すてきな
- 不思議な
- 驚くべき
- 驚嘆すべき
という意味があります。
「素晴らしい」の対義語・反対語は『酷い』
素晴らしいの対義語は、『酷い』になります。
酷いには
- 程度が非常に悪い
などの意味があり、程度が非常に悪いことを表す際に用いられます。
今日のプレゼン内容は酷かった。
群を抜いてすぐれていることという意味の「素晴らしい」に対して、程度が非常に悪いことという意味の「酷い」は、反対の意味の言葉として使うことができます。