「すごい」という言葉には、「びっくりするほど程度がはなはだしい」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「すごい」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「すごい」の意味は『びっくりするほど程度がはなはだしい』
すごいの漢字表記は「凄い」です。
語源は諸説ありますが、度を超えていることを表す「過ぐ」という言葉だと言われています。
『すごい』には
- ぞっとするほど恐ろしい
- 非常に気味が悪い
- びっくりするほど程度がはなはだしい
- 並外れている
- 大層な
などの意味があります。
「すごい」の正しい使い方を例文で紹介!
「すごい」は、びっくりするほど程度がはなはだしいことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
3連勝するなんてすごいぞ!
例文②
6年間無遅刻無欠席?!すごいね!
例文③
彼のすごい演技力には驚いた。
例文④
中華もイタリアンも作れるなんて、すごいですね!
例文⑤
そのお祭りは、すごい盛り上がっているようだ。
【すごいを使う時の注意点】
「すごい」にはぞっとするほど恐ろしいという意味もありますが、現代では相手を褒めるようなポジティブな意味合いで使われることがほとんどです。
「すごい」の類義語・言い換え4選
『すごい』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 素晴らしい
- 見事
- 甚だしい
- 流石
類義語①素晴らしいの意味
驚くほど程度がはなはだしい。ものすごい。
引用:goo辞書
素晴らしい演説でした。
類義語②見事の意味
巧みなさま。あざやか。
引用:goo辞書
彼女は見事な腕前を披露しました。
類義語③甚しいの意味
普通の度合いをはるかに超えている。
引用:goo辞書
そのグループは甚だしいデビューを飾った。
類義語④流石の意味
評判や期待のとおりの事実を確認し、改めて感心するさま。なるほど、たいしたもの。
引用:goo辞書
こんなに早く問題を解決するなんて、流石です!
「すごい」と「すごく」の違いは?
「すごい」と「すごく」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「すごい」にはびっくりするほど程度がはなはだしいという意味がありますが、
それに対し「すごく」には、程度がはなはだしいさまという意味があります。
どちらも程度が甚だしいことを意味する言葉ですが、「すごい」は終止形・連体形であり、「すごく」は連用形です。
「すごい味」のように「すごい」の後には名詞が続き、「すごく綺麗だ」のように、「すごく」の後には形容詞や形容動詞が続くのが一般的です。
しかし、最近は「すごい」のあとに形容詞や形容動詞が続く表現もよく使われているため、一概に間違いだとは言い切れません。
「すごい」は英語で『amazing』
すごいは英語の『amazing』に言い換えることができます。
英語の『amazing』には
- 驚くべき
- びっくりするような
- すばらしい
という意味があります。
「すごい」の対義語・反対語は『渋い』
すごいの対義語は、『渋い』になります。
渋いには
- 不愉快そうな様子
- 不満そうな様子
などの意味があり、不愉快そうな様子や不満そうな様子を表す際に用いられます。
叔父は姉に対して渋い顔をした。
並外れていることを意味する「すごい」に対して、不満そうな様子を表す「渋い」は、反対の意味の言葉として使うことができます。