『サマリー』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『要約』という意味があります。
初めて『サマリー』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『サマリー』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
サマリーの意味は2パターン
【サマリーの意味】
サマリー(summary)とは、話の要点もしくは大まかな内容や簡素にまとめたもの、という意味で用いられる表現。基本的には「要約」「要旨」と訳せる。文脈によっては「概要」「総括」と訳した方が適切な場合もある。
引用:Weblio辞書
サマリーの意味①『要約・概要』
サマリーは、論文などの要約。概要。
引用:goo辞書
『サマリー』には
・要約
・概要
などの意味があります。
この英文を日本語に訳し、要約してください。
サマリーの意味②『患者の病歴や検査記録などをまとめた書類』
医療業界では、患者の病歴・病状、検査記録などをまとめた書類のこと。
引用:コンペルLIBRARY
『サマリー』には
・患者の病歴、病状、検査記録などをまとめた書類
などの意味があります。
患者さんの転院先に提供する看護サマリーを準備する。
サマリーの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『サマリー』は、『まとめ』『要約』などがあります。
例文①まとめという意味で使う時
【Before】
ミーティング内容をまとめておいてください。
【After】
ミーティング内容をサマリーしておいてください。
例文②要約という意味で使う時
【Before】
その書類に添付するサマリーを作っておいてください。
【After】
その書類に添付する要約を作っておいてください。
ビジネスシーンで『サマリー』と言われた時は、『まとめ・要約』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
言葉を略して「サマる」という使い方をする人もいるようです。
サマリーの類義語・関連用語4選
『サマリー』の類義語は4つあります。
①摘録
②かいつまむ
③アウトライン
④レジュメ
類義語①摘録の意味
文章の要点などをぬきだしてしるすこと。かいつまんで記録すること。また、そのもの。摘記。摘要。
引用:コトバンク
この本は様々な研究の摘録が含まれている。
類義語②かいつまむの意味
要点を大ざっぱにとらえる。概括する。「―・んで言えば」
引用:goo辞書
類義語③アウトラインの意味
- 輪郭。外郭。
- あらまし。大要。「企画の―を説明する」
- テニスで、コートの外周の線。
引用:goo辞書
プレゼンのアウトラインを作成する。
類義語④レジュメの意味
要約。大意。また、研究などの要旨を印刷したもの。
引用:コトバンク
サマリーの対義語・反対語はディティール
サマリーの対義語は、ディティールになります。
ディティールには
・全体の中の細かい部分
・細部
・建築物などの詳細図
などの意味があり、物事の詳細という意味で用いられます。
サマリー(大まかな部分)の対義語でディティール(細かい部分)ですが、ビジネスシーンでのサマリーは大まかなことを"まとめる作業"や"まとめた書類"というニュアンスで使われることが多いようです。