「シャバ」という言葉には、「刑務所・兵営などにいる人たちにとって外の自由な世界」という意味があるカタカナ語です。
刑務所・兵営などにいる人たちにとって外の自由な世界を表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「シャバ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
シャバの意味は『刑務所・兵営などにいる人たちにとって外の自由な世界』
シャバの読み方は「しゃば」です。
語源は仏教用語である娑婆から来ていて人が生きる世界を耐え忍ぶ世界という考えがあります。
『シャバ』には
- 刑務所・兵営などにいる人たちが、外の自由な世界をさしていう語
- 煩悩(ぼんのう)や苦しみの多いこの世
- 釈迦が衆生(しゅじょう)を救い教化する、この世界
などの意味があります。
「シャバ」の正しい使い方を例文で紹介!
「シャバ」は、刑務所・兵営などにいる人たちにとって外の自由な世界を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
ドラマでよく「シャバの空気はうまい」って言うけど違うのかな。
例文②
軍にいた頃は自由がなかったがシャバは最高だ。
例文③
シャバの飯は上手いというのは刑務所に入ったことがある人にしか分からないだろう。
例文④
彼はシャバが合わないから戻りたいと言っていた。
例文⑤
あの辺にはシャバい奴がいっぱいいる。
【シャバを使う時の注意点】
同じような意味で、ヤンキー用語として使われることもあります。
「シャバ」の類義語・言い換え5選
『シャバ』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 釈放
- 現世
- 出所
- 俗世界
- 人界
類義語①釈放の意味
刑事法で、適法な事由に基づき、刑事施設に収容されている受刑者・被疑者・被告人などの身柄の拘束を解くこと。
引用:weblio辞書
クスリで捕まった芸能人が釈放されたらしい。
類義語②現世の意味
現在の世。この世。仏教では三世の一。現在生 (げんざいしょう) 。現在世。げんせい。
引用:goo辞書
来世でも現世と同じような人生を送りたい。
類義語③出所の意味
刑期を終えて刑務所を出ること。
引用:weblio辞書
彼は最近出所したらしいが、何をしたんだろう。
類義語④俗世界の意味
我々が現在住んでいる世界。現世。俗世。娑婆 (しゃば) 。
引用:goo辞書
俗世界を生きやすいと思っている人はどのくらいいるのだろう。
類義語⑤人界の意味
人の住んでいる世界。人間界。
引用:weblio辞書
人界のほかにはどんな世界があるのだろう。
「シャバ」の対義語・反対語は『服役』
シャバの対義語は、『服役』になります。
服役には
- 懲役に服すること
- 兵役に服すること
- 夫役 (ぶやく) に服すること。転じて、召し使われること
などの意味があり、懲役に服することを表すときに用いられます。
あなたはどのくらいの期間服役していたのですか?
刑務所などにいる人にとって外の自由な世界を表すシャバに対して、服役は懲役に服することを表します。