「初旬」という言葉には、「月の初め頃」という意味があります。
月初めを指す言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「初旬」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「初旬」の意味は『月の初め頃』
初旬の読み方は「しょじゅん」です。
また、初旬の「旬」は1ヶ月は30日あり、10日間を3回繰り返すと1ヶ月になることから
1ヶ月を10日ずつ3つに分けた期間を「旬」と呼び、古代に十干という日の表現法が使われていたと
考えられています。
「初旬」の正しい使い方を例文で紹介!
「初旬」は、その月の初め頃に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらない可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
初旬の新作コスメが気になって仕方ない!
例文②
12月の初旬にでも彼女と温泉旅行に行こうかな。
例文③
今月初旬、新たなスキルを学ぶチャンスがあります。
例文④
来月の初旬、久しぶりに実家へ帰ろうかな。
例文⑤
次のプレゼンは9月初旬だからそれまでに頑張らないと!
「初旬」の類義語4選
『初旬』の類義語の言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 上旬
- 上澣
- 朔日
- 月旦
類義語①上旬の意味
月の1日から10日までの10日間。初旬。上澣(じょうかん)。→下旬 →中旬
引用:weblio辞書
来月の上旬は友達とカフェに行く約束なんだ♪
類義語②上澣の意味
月の初めの10日間。上旬。→中澣 →下澣
引用:weblio辞書
上旬の予定をカレンダーにメモしました。
類義語③朔日の意味
毎月の第1日。ついたち。朔月。「卯月—」
引用:weblio辞書
翌月の朔日、成果を出すために計画を練ろう。
類義語④月旦の意味
月の初めの日。ついたち。
引用:weblio辞書
月旦に新たな一歩を踏み出そう。
「初旬」と「上旬」の違いは?
「初旬」と「上旬」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「初旬」には月の初め頃という意味があり、それに対し「上旬」には、1日~10日という意味があります。
つまり、どちらも月の初めという意味の似たようなニュアンスとして多く使われていますが、
「初旬」はその月の初め頃(1日~5日、あるいは10日)というように、どちらかというと「上旬」より少しだけ期間が早く曖昧な印象です。
一方で「上旬」は「上旬・中旬・下旬」と1ヶ月を10日ずつ3つに分けられていることから、1日~10日と期間がはっきりとしています。
「初旬」は英語で『beginning of the month』
初旬は英語の『beginning of the month』に言い換えることができます。
英語の『beginning of the month』には
- 初旬
- 上旬
という意味があります。
「初旬」の対義語・反対語は『下旬』
初旬の対義語は、『下旬』になります。
下旬はその月によって異なり、
- 1・3・5・7・10・12月は、21日から31日まで
- 4・6・9・11月は、21日から30日まで
- 2月に関しては、21日から28日もしくは29日
となります。