「台風一過」という言葉には、「台風が過ぎ去って晴天となること」「騒動が収まって落ち着いた状態となること」という意味があります。
台風が通り過ぎた直後の状況を表す際に、よく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「台風一過」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「台風一過」の意味は『台風が過ぎ去って晴天となること・騒動が収まって落ち着いた状態となること』
台風一過の読み方は「たいふういっか」です。
語源は、諸説ありますが、小説家・北条清一『武州このごろ記』という著作の中で用いたのが始まりだと言われています。
『台風一過』には
- 台風が過ぎ去ること、特に台風が過ぎ去って晴天となることおよびその状態
- 比喩的に、騒動が収まって落ち着いた状態となること
などの意味があります。
「台風一過」の正しい使い方を例文で紹介!
「台風一過」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①台風が過ぎ去ることを表す時
台風が過ぎ去って晴天となることを表す時に使われます。
【例文①】
B男台風一過の朝、空はすっきりと晴れ渡っていた。
【例文②】
B子昨夜の嵐が嘘のように、台風一過の穏やかな天気になった。
例文②騒動が収まって落ち着いた状態を表す時
騒動が収まって落ち着いた状態を比喩的に表す時に使われます。
【例文①】
B男報道が過熱した事件も台風一過で、世間の関心は次第に薄れていった。
【例文②】
B子社内の混乱は、やっと台風一過となった。
【台風一過を使う時の注意点】
「台風一過」は、台風が過ぎ去ったあとや、騒動が収まり状況が落ち着いた場面で使う言葉です。
騒動や混乱が落ち着いたことを表す比喩表現として用いる場合は、「騒動も台風一過となり」のように、文脈から意味が伝わるよう注意しましょう。
「台風一過」の類義語・言い換え4選
『台風一過』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 雨過天晴
- 事態収束
- 沈静
- 平穏
類義語①雨過天晴の意味
悪かった状況や状態が、よいほうに向かうことのたとえ。
引用:Weblio辞書
B子雨過天晴の思いで新たな一歩を踏み出した。
類義語②事態収束の意味
A子問題は無事に事態収束へと向かった。
類義語③沈静の意味
落ち着いていて静かなこと。静かになること。また、そのさま
引用:Weblio辞書
B男炎上していた話題も、だんだんと沈静した。
類義語④平穏の意味
変わったこともなく、おだやかなこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
B子再び平穏な日常が戻った。

「台風一過」と「台風一家」の違いは?
「台風一過」と「台風一家」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「台風一過」には台風が過ぎ去って晴天となることや、騒動が収まって落ち着いた状態となることという意味がありますが、
それに対し「台風一家」には、「台風一過」の誤表記です。
「台風一家」は「台風一過」の誤用であるため、正しく「台風一過」と覚えましょう。
「台風一過」は英語で『clear weather』
台風一過は英語の『clear weather』に言い換えることができます。
英語の『clear weather』には
- ピーカン
- 晴れ
- 快晴
などという意味があります。
「台風一過」の対義語・反対語はありません
台風一過の対義語は、ありません。


