「適宜」という言葉には、「状況や条件に応じて適切な対応をすること」という意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「適宜」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「適宜」の意味は『状況や条件に応じて適切な対応をすること』

適宜の読み方は「てきぎ」です。
明確な語源や由来はありませんが、「適」と「宜」のそれぞれの意味は、
- 「適」は、合う、ふさわしい
- 「宜」は、よい、ちょうどよい
この2つが合わさってできた言葉です。
『適宜』には
- 状況や条件に応じて適切な対応をすること
などの意味があります。
「適宜」の正しい使い方を例文で紹介!

「適宜」は、状況や条件に応じて適切な対応をすることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子進捗状況は、適宜ご報告ください。
例文②
B男状況に応じて、適宜対応いたします。
例文③
C子作業内容は、状況を見て適宜進めてください。
例文④
B子チーム内で情報を適宜共有するようにしてください。
例文⑤
C男必要に応じて、資料は適宜更新します。
【適宜を使う時の注意点】
「適宜」は判断を相手に委ねる表現のため、指示内容が曖昧になりやすい点に注意が必要です。
ビジネスシーンでは、誰が・何を・どこまで判断するのかを補足するとよいでしょう。
「適宜」の類義語・言い換え3選

『適宜』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 臨機応変
- 融通
- 随時
類義語①臨機応変の意味
その時その場に応じて、適切な手段をとること。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
B子臨機応変に対応することが求められる。
類義語②融通の意味
とどこおりなく通じること。転じて、必要に応じて自在に処理すること。ゆずう。
引用:Weblio辞書
A子ここの店主は融通の利く対応をしてくれる。
類義語③随時の意味
好きな時、気が向いた時にいつでも行うさまのことである。
引用:Weblio辞書
B男進捗状況は随時ご報告いたします。

「適宜」と「随時」の違いは?

「適宜」と「随時」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「適宜」には状況や条件に応じて適切な対応をすることという意味がありますが、
それに対し「随時」には、好きな時、気が向いた時にいつでも行うさまという意味があります。
「適宜」は、状況や必要に応じて判断して行うことを意味し、方法やタイミングの裁量を相手に委ねるニュアンスがありますが、「随時」は決まった時期を設けず、その都度・いつでも行うことを意味します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「適宜」は英語で『as appropriate』

適宜は英語の『as appropriate』に言い換えることができます。
英語の『as appropriate』には
- 必要に応じて
という意味があります。
「適宜」の対義語・反対語は『一律』

適宜の対義語は、『一律』になります。
一律には
- 物事の調子が一様で変化がないこと
などの意味があり、物事の調子が一様で変化がないことを表す際に用いられます。
B男配送料は、一律料金とさせていただきます。
状況や条件に応じて適切な対応をすることという意味の「適宜」に対して、物事の調子が一様で変化がないことという意味の「一律」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


