「適当」という言葉には、「ほどよいことや、条件や目的にうまく当てはまること、いい加減であるさま」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「適当」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「適当」の意味は『ほどよいことや、条件や目的にうまく当てはまること、いい加減であるさま』
適当の読み方は「てきとう」です。
明確な語源や由来はありませんが、「適」と「当」のそれぞれの意味は、
- 「適」は、ぴったり当てはまること
- 「当」は、あてはまること
この2つが合わさってできた言葉です。
『適当』には
- ほどよいこと
- 条件や目的にうまく当てはまること
- いい加減であるさま
などの意味があります。
「適当」の正しい使い方を例文で紹介!
「適当」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①ほどよいことを意味する時
ちょうどよいことを表す時に使われます。
【例文①】
B男適当な距離を保つことが大切だ。
【例文②】
B子適当な温度で保存してください。
例文②いい加減であるさまを表す時
いい加減であることを表す時に使われます。
【例文①】
B男適当に選んだら失敗した。
【例文②】
B子彼は適当に仕事を片付けた。
【適当を使う時の注意点】
「適当」は本来ちょうどよい・ふさわしいという意味の言葉で使われ、必ずしも悪い言葉ではありません。
しかし、日常会話では「いい加減」「雑」という否定的な意味で使われることも多いため、使用の際には注意しましょう。
「適当」の類義語・言い換え5選
『適当』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 適切
- 妥当
- 相応しい
- いい加減
- 無責任
類義語①適切の意味
状況・目的などにぴったり当てはまること。その場や物事にふさわしいこと。また、そのさま
引用:Weblio辞書
B子状況に応じた適切な判断が求められる。
類義語②妥当の意味
実情によくあてはまっていること。適切であること。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
A子その価格設定は妥当だと思う。
類義語③相応しいの意味
似つかわしい。つり合っている。
引用:Weblio辞書
B男彼はリーダーに相応しい人物だ。
類義語④いい加減の意味
程度が適当であるさま。一般的には、好ましくない意味合いで用いられる。
引用:Weblio辞書
B子彼の仕事は少しいい加減だ。
類義語⑤無責任の意味
責任を自覚しないこと。責任感がないこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
C男無責任な対応に批判が集まった。

「適当」と「適切」の違いは?
「適当」と「適切」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「適当」にはほどよいことや、条件や目的にうまく当てはまること、いい加減であるさまという意味がありますが、
それに対し「適切」には、その場や物事にふさわしいことという意味があります。
「適当」は文脈によってプラスにもマイナスにも受け取られるのに対し、「適切」は基本的に肯定的な意味で使われる言葉です。
似ている語ですがニュアンスが異なるため、状況に応じて使い分けることが大切です。
「適当」は英語で『adequately』
適当は英語の『adequately』に言い換えることができます。
英語の『adequately』には
- 適切に
- 十分に
- まずまず
- 普通に
という意味があります。
「適当」の対義語・反対語は『不適当』
適当の対義語は、『不適当』になります。
不適当には
- 適当でないこと
などの意味があり、適当でないことを表す際に用いられます。
B男公的な立場としては不適当な行動だった。
ほどよいことや、条件や目的にうまく当てはまること、いい加減であるさまという意味の「適当」に対して、適当でないことという意味の「不適当」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


