『テンプレ』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『型どおり』という意味があります。
初めて『テンプレ』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ！と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『テンプレ』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
テンプレの意味は2パターン
テンプレの意味①『「テンプレート」の略』
「テンプレート」の略。雛形と訳されることが多い。文書などを作成する上で、あらかじめ決まった形式で作成される型。
引用：weblio辞書
『テンプレ』には
- 「テンプレート」の略
という意味があります。
A子テンプレを使って、作業を進めてください。
テンプレの意味②『型どおり・紋切り型』
テンプレートは「型に流し込んで、同じ形のものをつくりだす」ことから、一般では「定型文」「ひな形」「決まった様式」などの意味で用いられる。また、インターネット上では「テンプレ」と略して用いられる傾向があり、インターネット上で「テンプレ」と書かれた場合は、同じような文章や決まり文句が繰り返されるような状況で用いられることが多い。
引用：weblio辞書
『テンプレ』には
- 定型文
- ひな形
- 決まった様式
などの意味があります。
B男大まかな形式はテンプレを使って、作業してください。
テンプレの正しい使い方（ビジネスシーンで使う場合）
ビジネスシーンで使う『テンプレ』は、『定型文』『ひな形』などがあります。
例文①定型文という意味で使う時
【Before】
C子メールの返信や顧客対応において、よく使用するフレーズや表現をまとめたメールの定型文を活用しています。
【After】
C子メールの返信や顧客対応において、よく使用するフレーズや表現をまとめたメールテンプレを活用しています。
例文②ひな形という意味で使う時
【Before】
上司このデータを、ひな形として保存しといて下さい。
【After】
上司このデータを、テンプレとして保存しといて下さい。
ビジネスシーンで『テンプレ』と言われた時は、『決まっているデータ・文章』と受け取ると良いでしょう。
【テンプレを使うと時の注意点】
｢テンプレ｣はビジネスシーンにおいて、定型文やサンプル集などを指す言葉ですが、｢ありきたり｣という意味で使用されることもあります。
｢ありきたり｣とネガティブな意味で使われることもあるので、使う相手に対して失礼にならないように、注意しながら｢テンプレ｣という言葉を使ってください。
テンプレの類義語・関連用語4選
『テンプレ』の類義語は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 定型
- 画一的
- 王道
- フォーマット
類義語①定型の意味
一定のかた。決まったかた。「―にとらわれない詩」
引用：goo辞書
C子定型文を用意しているので、これを参考にお客様へのあいさつ文を作ってください。
類義語②画一的の意味
［形動］何もかも一様で、個性や特徴のないさま。「―な教育」
引用：goo辞書
類義語③王道の意味
- 儒教で、王が仁徳によって治める理想的な政治。
- 正統な方法や状態。定番。
- （英語 royal roadの訳）楽な方法。近道。
引用：weblio辞書
B子みんなの意見を聞いて、意見書を出すのが王道だと思います。
類義語④フォーマットの意味
フォーマットとは、書式を意味するカタカナ語であり、コンピュータ用語では初期化という意味である。わかりやすく言うと、「定型の書式」「リセットする」という意味である。
引用：weblio辞書
テンプレの対義語・反対語はありません。
テンプレの対義語は、ありません。
決められた定型文やサンプル集の事を意味するので、反対の意味で使用することは出来ません。
「テンプレを使わずに～」などと言い換えてみてください。