「添削」という言葉には、「他人の文章などを書き加えたり削ったりして改め直すこと」という意味があります。
文章を書く時などによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「添削」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「添削」の意味は『他人の文章などを書き加えたり削ったりして改め直すこと』
添削の読み方は「てんさく」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「添」はそばにつけ加える
- 「削」はけずる
の2つが合わさってできた言葉です。
『添削』には
- 他人の詩歌・文章・答案などを、書き加えたり削ったりして、改め直すこと
などの意味があります。
「添削」の正しい使い方を例文で紹介!
「添削」は、他人の文章などを書き加えたり削ったりして改め直す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
小論文の添削指導を受けました。
例文②
文章を添削してもらったら、かなり読みやすくなった。
例文③
クラスの子たちの作文の添削に時間がかかります。
例文④
後輩のレポートの添削を行いました。
例文⑤
文字の添削をしてもらうと、自分の字の癖が分かる。
【添削を使う時の注意点】
基本的にはレポートや作文などの文章に使われる言葉ですが、書道や硬筆で文字の手直しをする際にも「添削」という言葉が使われます。
併せて覚えておきましょう。
「添削」の類義語・言い換え5選
『添削』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 改稿
- 推敲
- 校正
- リライト
- 修正
類義語①改稿の意味
一度書き上げた原稿を書きなおすこと。
引用:goo辞書
雑誌に載った小説を改稿したものが、単行本になりました。
類義語②推敲の意味
詩文の字句や文章を十分に吟味して練りなおすこと。
引用:goo辞書
結婚式で読む両親への手紙は、何度も推敲して書き上げました。
類義語③校正の意味
ページ全体の校正をチェックしました。
類義語④リライトの意味
他人の原稿を書きなおすこと。また、ある文章を目的に合わせて書きなおすこと。
引用:goo辞書
Web記事をリライトする仕事をしています。
類義語⑤修正の意味
不十分・不適当と思われるところを改め直すこと。
引用:goo辞書
文章の誤字を修正した。
「添削」と「校正」の違いは?
「添削」と「校正」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「添削」には他人の文章などを書き加えたり削ったりして改め直すことという意味がありますが、
それに対し「校正」には、文字・文章を比べ合わせ、誤りを正すことという意味があります。
「添削」は、自分以外の他人の文章などに書き加えたり削ったりすることを表しますが、「校正」は他人のものだけでなく、自分自身の文章を含めて書き直すことを意味しています。
同じような場面で使われる言葉ですが、ニュアンスの違いがありますので、意味をしっかりと覚えて使い分けましょう。
「添削」は英語で『correction』
添削は英語の『correction』に言い換えることができます。
英語の『correction』には
- 訂正
- 修正
という意味があります。
「添削」の対義語・反対語はありません
添削の対義語は、ありません。
必要に応じて「添削前」「添削不要」「添削しない」などの表現で反対の意味を表しましょう。