「通算」という言葉には、「全部を含めて計算すること」という意味があります。
スポーツの勝率の話などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「通算」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「通算」の意味は『全部含めて計算すること』
通算の読み方は「つうさん」です。
- 「通」はある範囲を経過しつくす
- 「算」は数えること
の2つが合わさってできた言葉です。
『通算』には
- 全部含めて計算すること
の意味があります。
「通算」の正しい使い方を例文で紹介!
「通算」は、何かを数える時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼の部活での勝利数は通算30勝。
例文②
通算して三百万円の利益。
例文③
今年の彼女の読書の時間は通算しておよそ29日くらいだ。
【通算を使う時の注意点】
決まった期間内でのカウントを指し示す言葉です。
数え方に注意が必要です。
「通算」の類義語・言い換え5選
『通算』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 合計
- 合算
- 計
- 統計
- 総締
類義語①合計の意味
二つ以上の数値を合わせまとめること。また、そのようにして出した数。
引用:goo辞書
今月の予算は合計一万円です。
類義語②合算の意味
一緒に合わせて計算すること。合計。
引用:weblio辞書
7月分と8月分を合算して請求します。
類義語③計の意味
二つ以上の数を加え合わせて得られる価。
引用:コトバンク
今回は計50個の出荷になります。
類義語④統計の意味
集団の個々の構成要素の分布を調べ、その集団の属性を数量的に把握すること。また、その結果を数値や図表で表現したもの。
引用:goo辞書
統計をもとに今後の対策を考えます。
類義語⑤総締の意味
全体をまとめて計算すること。内訳を全部まとめた計算。総計。合計。
引用:コトバンク
今回の損益の総締はプラスです。
「通算」と「合計」の違いは?
「通算」と「合計」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「通算」には全部を含めて計算することという意味がありますが、
それに対し「合計」には、二つ以上の数値を合わせまとめることという意味があります。
通算は一定期間を定めて合計することで、合計は複数の数値を合わせることです。
合計には期間の定めのような条件はありません。
「通算」は英語で『total』
通算は英語の『total』に言い換えることができます。
英語の『total』には
- 合計した・総計の
という意味があります。
「通算」の対義語・反対語はありません
通算の対義語は、ありません。