「著書」という言葉には、「その人が書いた書物」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「著書」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「著書」の意味は『その人が書いた書物』
著書の読み方は「ちょしょ」です。
明確な語源や由来はありませんが「著」と「書」のそれぞれの意味は、
- 「著」は書物にあらわす
- 「書」は本
この2つが合わさってできた言葉です。
『著書』には
- その人が書いた書物
- 著作
などの意味があります。
「著書」の正しい使い方を例文で紹介!
「著書」は、その人が書いた書物を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼の著書は世界中で有名です。
例文②
アイドルの著書が話題になっています。
例文③
その作家の著書のコーナーはこちらです。
例文④
福沢諭吉の代表著書は「学問のすゝめ」です。
例文⑤
図書館では、著書名で検索できます。
【著書を使う時の注意点】
「著書」という言葉は、イラストや絵画などを描いたことを表す際に使われることは少ないです。
主に、文章がメインの本を表す際に使われますので覚えておきましょう。
「著書」の類義語・言い換え3選
『著書』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 著作
- 著述
- 述作
類義語①著作の意味
書物を書きあらわすこと。また、その書物。著述。
引用:goo辞書
兄は、著作に励んでいます。
類義語②著述の意味
書物を書きあらわすこと。また、その書物。著作。
引用:goo辞書
あの芸人が数年前に著述した本が、今になって売れています。
類義語③述作の意味
書きあらわすこと。また、その作品。著述。著作。
引用:goo辞書
彼の述作が、本屋大賞に選ばれました。
「著書」と「本」の違いは?
「著書」と「本」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「著書」にはその人が書いた書物という意味がありますが、
それに対し「本」には、書籍という意味があります。
「著書」は、「その人が書いた本」という意味ですので、「(作者)が書いた本」ということを表します。
「本」は、書籍自体を表す言葉で、作者については含まれません。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので、使用の際には気をつけましょう。
「著書」は英語で『book』
著書は英語の『book』に言い換えることができます。
英語の『book』には
- 著作
- 本
などという意味があります。
「著書」の対義語・反対語はありません
著書の対義語は、ありません。