「有志」という言葉には、「何らかの目的に対して同じ意志を持つ人」という意味があります。
慶事や弔事の際、何人かでお祝いや香典を送る時や、同じ意志を持つ人の集まりを指す時によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「有志」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「有志」の意味は『何らかの目的に対して同じ意志を持つ人』
有志の読み方は「ゆうし」です。
語源は肉を手に持つという象形から成り立った「有」と、心が出発線から一歩踏み出して行く、という意味を持つ「志」から成り立ち、
- 「有」はあること・持っていること
- 「志」は心に思い決めた目的や目標・心を集中すること
の2つが合わさってできた言葉です。
『有志』には
- 何らかの目的に対して同じ意志を持つ人
- ある事に特に関心をもち一緒に何かを実現しようとすること
などの意味があります。
「有志」の正しい使い方を例文で紹介!
「有志」は、ある物事に対して同じ思いを持った人たちの集まりを指す時に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
担任の先生が結婚すると聞いたので、有志を募ってサプライズをすることにした。
例文②
災害が発生した地域に大勢の有志が集まり、救助活動を行った。
例文③
有志の多大なる支援を受け、渡米しての手術が決定した。
例文④
知人の不幸に際し、有志で香典を包んでお別れの会に向かった。
【有志を使う時の注意点】
「有志」を使った言葉として、「有志一同」と書かれているのを目にすることがあります。
「有志」は志を同じくした人々の事を指し、「一同」はある集団の人々全員の事を指すので、集団という意味が重複しており、厳密には不適切な表現とする人もいます。
しかしこの表現は一般化しているため、使用しても大きな問題はありませんが、
「○○有志」または「○○一同」と書くのがベターです。
「有志」の類義語・言い換え5選
『有志』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 志願
- 奉仕
- 慈善
- 協力
- ボランティア
類義語①志願の意味
自分から進んで願い出ること。ある事を望み願うこと。「―して入隊する」
引用:goo辞書
その大学は志願者が多いので、合格するのは狭き門だ。
類義語②奉仕の意味
- 神仏・主君・師などに、つつしんでつかえること。「神に―する」
- 利害を離れて国家や社会などのために尽くすこと。「社会に―する」
- 商人が品物を安く売ること。「特価で御―しております」「―品」
引用:goo辞書
町内のイベントで清掃の奉仕活動をする。
類義語③慈善の意味
情けや哀れみをかけること。特に、恵まれない人々や被害にあった人々に経済的な援助をすること。「―を施す」「―家」
引用:goo辞書
クリック募金や、フェアトレーディングは慈善活動の一種である。
類義語④協力の意味
力を合わせて事にあたること。「―を仰ぐ」「事業に―する」
引用:goo辞書
プロジェクトの成功のためにメンバーは協力を惜しまない。
類義語⑤ボランティアの意味
自主的に社会事業などに参加し、無償の奉仕活動をする人。「―で日本語を教える」「―精神」
引用:goo辞書
災害地でがれき撤去のボランティアに参加する。
「有志」と「同志」の違いは?
「有志」と「同志」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「有志」には何らかの目的に対して同じ意志を持つ人という意味がありますが、
それに対し「同志」には、志を同じくするもの・同じ仲間という意味があります。
2つの言葉は、志を持つという意味を持つ言葉ですが、使い方が違います。
「有志」は特に、お祝いやお悔やみの香典など、金銭が関係する時によく使われます。
それに対して「同志」は趣味などの目的があり、集まって楽しんだりする仲間のことを指しています。
「有志」は英語で『volunteer』
有志は英語の『volunteer』に言い換えることができます。
英語の『volunteer』には
- 志願者
- 有志
という意味があります。
「有志」の対義語・反対語はありません
有志の対義語は、ありません。