「ヲチ」という言葉には、「ネット上で密かに監視する」という意味があるカタカナ語です。
インターネット上やSNSでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ヲチ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ヲチの意味は『ネット上で密かに監視すること』
ヲチの読み方は「をち」です。
語源は英語の「Watch」で「見る・注目・観察」の意味があります。
『ヲチ』には
- 観察する
- 密かに監視する
- 対象となる人や物についてネット上で議論する
などの意味があります。
「ヲチ」の正しい使い方を例文で紹介!
「ヲチ」は、SNSやネット掲示板で使われるネガティブな言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
うざいママ友のXをヲチするのが最近の日課。
例文②
俺のインスタが元カノにヲチられている・・。
例文③
ヲチスレは悪口大会だから子供に悪影響。
例文④
ヲチスレで叩かれている人がかわいそう。
例文⑤
ヲチ被害で精神的に病んだ。
【ヲチを使う時の注意点】
ヲチは「密かに監視する・ネット上で議論する」ことなので人物そのものが見えません。
そのため大半は誹謗中傷や対象を批判する悪い行為として使われます。
「ヲチ」の類義語・言い換え2選
『ヲチ』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ヲチスレ
- ヲチ案件
類義語①ヲチスレの意味
ヲチスレ見てストレス発散だなんて切ないなぁ。
類義語②ヲチ案件の意味
有名人の問題行為やゴシップなどの話題を言います。
推しのヲチ案件発覚!熱愛とはショック・・。
「ヲチ」と「アンチ」の違いは?
「ヲチ」と「アンチ」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ヲチ」にはネット上で密かに監視するという意味がありますが、
それに対し「アンチ」には、ネット上に悪口を書いて攻撃するという意味があります。
どちらも「誹謗中傷」が結びつくネガティブな言葉です。
違いは「ヲチ」は転載などして密かに監視するので、好きでも嫌いでも行われる行為ですが、
「アンチ」は書き込みをして直接相手を攻撃する行為です。
どちらも悪質ではありますが、アンチの方が攻撃力が強い行為と言えます。
「ヲチ」の対義語・反対語は『隠れファン』
ヲチの対義語は、『隠れファン』になります。
隠れファンには
- 自分がファンであることを隠して応援する
という意味があり、まるで無関心のような立ち振る舞いをする時に用いられます。
妻には言えないが、俺は地下アイドルを心底応援している隠れファンだ。
ヲチは「隠れて悪口を見る・書く」ことに対して隠れファンは「悪口を言わない・応援する」ことから2つの言葉は対義語の関係になります。