「やり取り」という言葉には、「物をとりかわすことや言葉の受け答えをすること」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「やり取り」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「やり取り」の意味は『物をとりかわすことや言葉の受け答えをすること』
やり取りの読み方は「やりとり」です。
語源は、与えることを意味する「やる」と、受け取ることを意味する「取る」が組み合わされた言葉です。
『やり取り』には
- 物をとりかわすこと
- 交換
- 杯をかわすこと
- 言葉の受け答えをすること
- 口論すること
などの意味があります。
「やり取り」の正しい使い方を例文で紹介!
「やり取り」は、物をとりかわすことや言葉の受け答えをすることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
クライアントとは、メールでやり取りをしています。
例文②
お客様とのやり取りの中で、提案できることを探していきます。
例文③
彼は同じ職場で、社内でやり取りしている間に仲良くなりました。
例文④
担当同士で直接やり取りをして詳細を決めてください。
例文⑤
これまでのA社とのやりとりを踏まえて、以下のように提案したいと思います。
【やり取りを使う時の注意点】
「やり取り」は、取引や交渉などを表す言葉としてよく使われます。
「やりとり」は一方的な発言ではなく、双方向のコミュニケーションを前提とした言葉ですので覚えておきましょう。
「やり取り」の類義語・言い換え5選
『やり取り』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 連絡
- 相談
- 打ち合わせ
- 対応
- 受け答え
類義語①連絡の意味
気持ちや考えなどを知らせること。情報などを互いに知らせること。また、その通知。
引用:goo辞書
久しぶりに彼に連絡を取りました。
類義語②相談の意味
問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い。
引用:goo辞書
困った時には相談してください。
類義語③打ち合わせの意味
前もって相談すること。下相談。
引用:goo辞書
午後から打ち合わせに出かけます。
類義語④対応の意味
周囲の状況などに合わせて事をすること。
引用:goo辞書
本日、私が対応します。
類義語⑤受け答えの意味
人の言うこと、尋ねることに応じて答えること。応答。
引用:goo辞書
彼女は若いのに受け答えがしっかりとしている。
「やり取り」と「応酬」の違いは?
「やり取り」と「応酬」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「やり取り」には物をとりかわすことや言葉の受け答えをすることという意味がありますが、
それに対し「応酬」には、互いにやり取りすることという意味があります。
「やり取り」も「応酬」も双方向の行為を意味する言葉ですが、「応酬」は一般的に相手を攻撃することや非難することなどを表します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「やり取り」は英語で『to communicate』
やり取りは英語の『to communicate』に言い換えることができます。
英語の『to communicate』には
- やりとりする
- コミュニケーションをとる
という意味があります。
「やり取り」の対義語・反対語はありません
やり取りの対義語は、ありません。