要塞の意味とは?正しい使い方・例文を超簡単に解説!類義語・対義語まとめ!

要塞

「要塞」という言葉には、「国防上の要所につくった軍事的防備施設」という意味があります。

歴史的な戦争映画や小説、戦闘ゲームなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「要塞」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

要塞の意味は『国防上の要所につくった軍事的防備施設

城

【要塞の意味】

国防上の要所につくった軍事的防備施設。監視所や砲台などを備える。

引用:goo辞書

要塞の読み方は「ようさい」です。

語源は漢字の「要」と「塞」から来ており、

  • 「要」はかなめ・大切なところ
  • 「塞」はふさぐ・さえぎる

の2つが合わさってできた言葉です。

『要塞』には

  • 外敵から防御するため国境・海岸など戦略的に重要な場所に作った建造物
  • とりで
  • 軍隊の駐屯する防御設備

などの意味があります。

要塞の正しい使い方を例文で紹介!

城

要塞」は、国防上の要所につくった軍事的防備施設を指す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

この辺りは昔軍事要塞があったそうです。

例文②

B男

あの要塞は難攻不落です。

例文③

C子

観光名所となっている古い建造物も、元々は要塞として建てられたものだそうです。

例文④

B子

敵兵の侵攻を防ぐため堅固な要塞を建てる。

例文⑤

C男

チェコのプラハ城は世界最大の要塞です。

要塞を使う時の注意点】

要塞は敵からの攻撃を防ぐための軍事的な建造物です。

要塞類義語・言い換え5

城

要塞』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 要害
  2. 防塞
  3. 堡塁(ほうるい)
  4. 牙城

類義語①(とりで)の意味

《取り出して築く城の意》

 本城の外の要所に築く小規模な城。出城。柵塁(さくるい)。

 外敵の攻撃を防ぐための建造物。要塞。

引用:weblio辞書

B子

敵兵に砦を占領された。

類義語②要害の意味

地形がけわしく守りに有利なこと。また、その場所。「―の地」「―堅固な城」
 戦略上、重要な場所に築いたとりで。要塞ようさい。「天然の―」
 防御すること。用心すること。

引用:コトバンク

A子

あの城は要害堅固で誰も責め落とせなかったそうです。

類義語③防塞の意味

敵の攻撃や侵入を防ぐために設けられた、とりでや柵 (さく) 。

引用:goo辞書

B男

防衛目的で作られたアムステルダムの防塞線は世界遺産として登録されています。

類義語④堡塁(ほうるい)の意味

敵の攻撃を防ぐために、石・土砂・コンクリートなどで構築された陣地。ほるい。

引用:goo辞書

B子

五稜郭は星形に築かれた堡塁がトレードマークです。

類義語⑤牙城の意味

城中で主将のいる所。本丸。「敵の牙城に迫る」
 組織や勢力の中心となる所。本拠。「保守の牙城」

引用:コトバンク

C男

この企画はライバル会社の牙城を崩す意気込みで立ち上げました。

要塞「城塞」の違いは?

城

「要塞」と「城塞」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

要塞」には国防上の要所につくった軍事的防備施設という意味がありますが、

それに対し「城塞」には、城と砦(とりで)という意味があります。

要塞は国防のために建てられた軍事基地で、軍隊が駐屯する設備があり寝泊まりはできますが居住することを目的とした建造物ではありません。

一方城塞は都市や街の一角に建てられた国防のための要塞でもありながら、その都市の支配者自身が居住する城館でもあります。

どちらも防備施設ではありますが居住するかどうかというところに違いがあります。

要塞は英語で『fortress

城

要塞は英語の『fortress』に言い換えることができます。

fortressの意味

(大規模で永久的な)要塞(ようさい)、要塞地、堅固な場所

引用:Weblio英和・和英辞典

英語の『fortress』には

  • とりで

という意味があります。

「要塞」の対義語・反対語は『開城

城

要塞の対義語は、『開城』になります。

開城の意味

[名](スル)降伏して城や要塞 (ようさい) を敵に明け渡すこと。「兵糧攻めにあってついに―する」

引用:goo辞書

開城には

  • 宴会を終えること・おひらき

などの意味があり、城や要塞を明け渡す際、宴会を終える際に用いられます。

B男

1868年、勝海舟と西郷隆盛の話し合いで江戸城は無血開城となりました。

要塞とは敵の攻撃を防ぐためのもので、その要塞を敵に明け渡す(降伏する)ことを開城と言います。

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