「絶頂」という言葉には、「最高点に達すること」という意味があります。
気持ちがピークや頂点の瞬間などによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「絶頂」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「絶頂」の意味は『最高点に達すること』
絶頂の読み方は「ぜっちょう」です。
語源は、ギリシア語で「はしご」を意味するklimaxから来ているとされています。
『絶頂』には
- 山の頂上
- 最高の状態
などの意味があります。
「絶頂」の正しい使い方を例文で紹介!
「絶頂」は、気持ちがピークや頂点の瞬間に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
この瞬間こそが私の人生の絶頂だと感じています。
例文②
あの頃の瞬間を共にすることができて、本当に嬉しいです。
例文③
絶頂の瞬間が訪れるまで、努力を続けましょう。
例文④
私の大好きなアイドルが絶頂の最中に引退発表をしました。
例文⑤
そのビジネスは競争市場で絶頂の位置に立っています。
【絶頂を使う時の注意点】
「絶頂」の意味は広く、文脈によっては性的な意味合いを持つこともあるため、相手がその表現を不快に感じる可能性がある場合や公の場・フォーマルな状況での使用は避けるべきでしょう。
「絶頂」の類義語・言い換え5選
『絶頂』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 頂点
- 最高
- 極点
- 極致
- 最高潮
類義語①頂点の意味
- いちばん高い所。いただき。てっぺん。「山の—」
- その世界で最高の地位。また、その人。「画壇の—に立つ巨匠」
- 物事のいちばん盛んな状態。絶頂。「人気の—」「期待が—に達する」
- 角をつくる二直線の交点。多面体の三つ以上の面の交わる点。円錐の母線が集まる点。放物線とその対称軸との交点。
引用:weblio辞書
頂点への道は険しいけれど、努力が報われる瞬間が必ず来ると信じています!
類義語②最高の意味
- 地位や高さなどがいちばんたかいこと。「世界—の山」「史上—の競争率」「—幹部」⇔最低。
- 物事の程度が特にいちじるしいこと。また、そのさま。「—におもしろい映画」「今月は—に忙しかった」「—傑作」
- 物事が最も望ましい状態にあること。この上なくすばらしいこと。また、そのさま。「—な(の)気分」「今日の試合は—だった」⇔最低。
引用:weblio辞書
最高の一日を送るために、今日も全力で頑張ろう!
類義語③極点の意味
- 物事が到達できる最終的な点。物事の度合いの最も高まったところ。「緊張が—に達する」
- 北極点または南極点。
引用:weblio辞書
人とのつながりが孤独を癒す極点となることもある。
類義語④極致の意味
到達することのできる最高の境地。きわみ。「芸術の—に達する」「官能の—」
引用:weblio辞書
新しいフレーバーでアイスクリームの極致を体験してみて!
類義語⑤最高潮の意味
ある雰囲気や感情などが最も高まった状態。また、その場面や時期。クライマックス。「場内の興奮は—に達した」
引用:weblio辞書
人生の最高潮は、時に予期せぬ瞬間に訪れるものだ。
「絶頂」と「頂点」の違いは?
「絶頂」と「頂点」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「絶頂」には最高点に達することという意味がありますが、
「頂点」も似たような言葉で、高い位置や最上部という意味があります。
「絶頂」と「頂点」の違いはちょっとしたニュアンスがあり、「絶頂」は成功や喜びが最高潮に達した瞬間を
指しますが、「頂点」はある分野での最高の技術や芸術の状態を表現し、主に抽象的なことに使われます。
要するに「絶頂」は感情や状況に結びついおり、「頂点」は幅広い分野での最高点のことを指します。
「絶頂」は英語で『acme』
絶頂は英語の『acme』に言い換えることができます。
英語の『acme』には
- 絶頂
- 極点
という意味があります。
「絶頂」の対義語・反対語は『どん底』
絶頂の対義語は、『どん底』になります。
どん底には
- 最悪の状態
- 底辺
- 絶望感
などの意味があり、経済的・感情的な困難や絶望的な状況を表現するときに用いられます。
「絶頂」と「どん底」の違いは人生の波にたとえられることがあります。
「絶頂」は成功や幸福の頂点を意味し、仕事や人間関係での充実感や達成感などがそれに当たりますが、
「どん底」は逆に困難や失敗、苦難の深さを指し、絶望や挫折感が心を支配します。