「保護者」という言葉には、「保護する義務のある人」という意味があります。
未成年を保護する人を表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「保護者」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「保護者」の意味は『保護する義務のある人』
保護者の読み方は「ほごしゃ」です。
語源は「保」と「護」と「者」から来ており、
- 「保」はたすける・やしなう
- 「護」はまもる・かばう
- 「者」はひと・もの
の3つが合わさってできた言葉です。
『保護者』には
- 未成年者などを保護する義務のある人
- 親権者
- 後見人
などの意味があります。
「保護者」の正しい使い方を例文で紹介!
「保護者」は、未成年を保護する人を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
あの子は小さいのに一人だけど保護者はどこだろう。
例文②
明日から保護者面談を行います。
例文③
この書類には保護者の署名が必要です。
例文④
小学校から保護者が一斉に出てきた。
例文⑤
彼は保護者の義務をしっかり果たしているのだろうか。
【保護者を使う時の注意点】
保護者は保護する義務のある人を指すので、必ずしも親が保護者というわけではありません。
「保護者」の類義語・言い換え5選
『保護者』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 親
- 親権者
- 養育者
- 後見人
- 父兄
類義語①親の意味
子を生んだ人。父と母の総称。また、その一方。養父母などにもいう。また、人間以外の動物にもいう。
引用:weblio辞書
今日は親と一緒に出掛けなければならない。
類義語②親権者の意味
親権を行う者。父母が共同して行うことを原則とするが、その一方が行えないときは他の一方、また養子に対しては養親が行う。
引用:goo辞書
彼女の両親は離婚したので親権者は母親になった。
類義語③養育者の意味
養い育てること。
引用:goo辞書
離婚はしたが、養育者としてしっかり養育費は払っていく。
類義語④後見人の意味
一般に、ある人の背後にいて、その補佐や世話をする人。
引用:goo辞書
私は事故で両親を亡くしたので祖母が後見人となった。
類義語⑤父兄の意味
父と兄。父や兄。 学校などで、児童・生徒の保護者。
引用:weblio辞書
あの先生は父兄からとても人気があるようだ。
「保護者」と「親権者」の違いは?
「保護者」と「親権者」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「保護者」には保護する義務のある人という意味がありますが、
それに対し「親権者」には、親権を行う者という意味があります。
親権者には親権を行う者という意味があるので保護者も含まれますが、保護者は保護する義務のある人なので親権者が含まれるとは限りません。
「保護者」は英語で『guardian』
保護者は英語の『guardian』に言い換えることができます。
英語の『guardian』には
- 保護者
- 後見人
という意味があります。
「保護者」の対義語・反対語はない
保護者の対義語は、ありません。