「商材」という言葉には、「取引の対象となる物品やサービス」という意味があります。
販売やサービス提供の場でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「商材」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「商材」の意味は『取引の対象となる物品やサービス』
商材の読み方は「しょうざい」です。
- 「商」は売り買いして利益を得る、あきなう
- 「材」は原料となる物質、役に立つべきもの
の2つが合わさってできた言葉です。
『商材』には
- 物品やサービス
- 売り手から見た商品
- 商売の材料
などの意味があります。
「商材」の正しい使い方を例文で紹介!
「商材」は、売り物を指すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
来月から新商材の営業に力を入れます。
例文②
私は無形商材の販売をメインに仕事をしています。
例文③
最近は、情報商材を売っているサイトをよく見かけるなあ。
例文④
当社は幅広い商材を取り扱っております。
例文⑤
自分のスキルを商材として販売できないかな。
【商材を使う時の注意点】
売り手側から見た販売する物を指します。
「商材」の類義語・言い換え5選
『商材』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 商品
- 品物
- 売り物
- 製品
- サービス
類義語①商品の意味
売るための品物。販売を目的とする財およびサービス。
引用:Weblio辞書
新商品を見つけると、すぐに買ってしまう。
類義語②品物の意味
人が使ったり食べたりするためのもの。しな。物品。
引用:goo辞書
お世話になった人に品物を贈ろうと思う。
類義語③売り物の意味
お客様、そちらは売り物ではございません。
類義語④製品の意味
販売するためにつくった品物。ある原料からつくった品物。
引用:goo辞書
製品化を実現するためにアイデアを出す。
類義語⑤サービスの意味
人のために力を尽くすこと。奉仕。
商売で、客をもてなすこと。また、顧客のためになされる種々の奉仕。
商売で、値引きしたり、おまけをつけたりすること。
運輸・通信・商業など、物質的財貨を生産する過程以外で機能する労働。用役。役務。
引用:goo辞書
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「商材」と「商品」の違いは?
「商材」と「商品」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「商材」には取引の対象となる物品やサービスという意味がありますが、
それに対し「商品」には、売るための品物という意味があります。
どちらも提供するものを指す言葉ですが、その中でも売り手側から見た、売る目的のものが「商材」といえます。
「商材」は英語で『commodity』
商材は英語の『commodity』に言い換えることができます。
英語の『commodity』には
- 商品
- 産物
という意味があります。
「商材」の対義語・反対語はない
商材の対義語は、ありません。