「所属」という言葉には、「ある団体や組織にその一員として加わっていること」という意味があります。
日常会話でもよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「所属」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「所属」の意味は『団体・組織の一員として加わっていること』
所属の読み方は「しょぞく」です。
- 「所」はありか、地点
- 「属」はつく、従う
の2つが合わさってできた言葉です。
『所属』には
- ある団体・組織にその一員として加わっていること
- 大きなものに従属していること
- ある組織のメンバーであること
などの意味があります。
「所属」の正しい使い方を例文で紹介!
「所属」は、ある団体・組織のメンバーであることを伝えるときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
事務所の所属タレントに熱愛報道が出てしまった。
例文②
所属している芸能事務所を変えようと思う。
例文③
私は前年度まで、会社の企画部門に所属していました。
例文④
新しく所属した部署に知り合いがいた!
例文⑤
学生時代はバスケ部に所属していたので、体力に自信があります。
【所属を使う時の注意点】
ある組織に属していることを説明する言葉ですので、すでにその組織に加わっている状態のことを指します。
「所属」の類義語・言い換え5選
『所属』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 加入
- 加盟
- 属する
- 付属
- 帰属
類義語①加入の意味
団体や組織などの仲間に加わること。
引用:Weblio辞書
医療保険に加入しようと思ったので、相談会の予約を入れた。
類義語②加盟の意味
盟約に加入すること。団体や組織に一員として加わること。
引用:goo辞書
ここはVISAの加盟店だから、キャッシュレス決済できるよ。
類義語③属するの意味
その組織・集団の構成員となる。所属する。また、部下となる。従属する。
その種類・分類の中に含まれる。
ある事柄が、その類のものと認められる。
依頼する。託す。嘱 (しょく) する。
文を作る。文章を書く。
引用:goo辞書
自由に働きたいから、今のところ決まった会社に属する予定はない。
類義語④付属の意味
せっかく新しい家電を買ったのに、付属品を紛失してしまった。
類義語⑤帰属の意味
契約書には、著作権は作成者に帰属すると記載してありました。
「所属」と「配属」の違いは?
「所属」と「配属」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「所属」には人や物が組織の一員・一部に加わっていることという意味がありますが、
それに対し「配属」には、それぞれの部署や部門に振り分けられることという意味があります。
所属は人以外にも用いることがありますが、配属は適当である人材を部署に振り分けるという意味で使用します。
「所属」は英語で『affiliation』
所属は英語の『affiliation』に言い換えることができます。
英語の『affiliation』には
- 所属
- 加入
- 提携
- 養子縁組
という意味があります。
「所属」の対義語・反対語は『無所属』
所属の対義語は、『無所属』になります。
無所属には
- 特定の団体に所属していないこと
- 組織に所属していない人
などの意味があり、主に政治家について説明するときなどに用いられます。
「無」を先頭に付けることにより、反対語として使用できます。