『フォーカス』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『焦点を合わせる』という意味があります。
初めて『フォーカス』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『フォーカス』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
フォーカスの意味は4パターン
フォーカスの意味①『焦点』
『フォーカス』には
- 焦点
- 対象に照準を合わせる
などの意味があります。
花に焦点を合わせて写真を撮った。
フォーカスの意味②『ピント』
〔レンズの〕ピント
引用:英辞郎
『フォーカス』には
- ピント
などの意味があります。
顕微鏡のピントを合わせるのがなかなか上手くできない。
フォーカスの意味③『集中する』
ゲームにおいて「フォーカスする」とは、「集中する」という意味になる。
引用:Weblio辞書
『フォーカス』には
- 集中する
などの意味があります。
まずはあの敵に集中して倒していこう。
フォーカスの意味④『入力可能な状態にする』
ITにおいて「フォーカス」とは、「入力可能な状態にする」という意味である。
引用:Weblio辞書
『フォーカス』には
- 入力可能な状態にする
などの意味があります。
一つ下の欄にカーソルを合わせて入力可能な状態にしてください。
フォーカスの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『フォーカス』は、『集中』『注目』などがあります。
例文①集中という意味で使う時
【Before】
今回はお客様からのご意見に集中してミーティングを進めてほしい。
【After】
今回はお客様からのご意見にフォーカスしてミーティングを進めてほしい。
例文②注目という意味で使う時
【Before】
その問題のどこに注目するかで対応が変わってくる。
【After】
その問題のどこにフォーカスするかで対応が変わってくる。
ビジネスシーンで『フォーカス』と言われた時は、『集中・注目』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
フォーカスの元々の意味である「焦点を合わせる」を覚えておけば、ビジネス的な「集中・注目」という使い方の感覚もわかってくるでしょう。
フォーカスの類義語3選
『フォーカス』の類義語は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 的(まと)
- 核
- キーポイント
類義語①的の意味
1.弓・鉄砲などの発射練習をする時、目標とするもの。主として板・紙・布・革などでつくり、種々の形がある。ふつう、黒でまるく描き、中央に黒圏がある。
2.世間の関心の対象となるもの。物事のめあて、目標となるもの
3.紋所の名。1を図案化したもの。的、丸的に当り矢などがある。
引用:コトバンク
類義語②核の意味
- 果実の中心にある種子を保護している堅い部分。さね。
- 細胞核
- 「原子核」の略。「―融合」
- 凝結核 (ぎょうけつかく)
- 核兵器のこと。「―廃絶」
- 地球の中心部。深さ2900キロから中心までの部分。ニッケル・鉄などからなり、液体状の外核と高密度の固体である内核とに分かれる。地核。コア。
- 環式化合物の環の部分。ベンゼン核など。
- 真珠養殖で、母貝に入れる小片。
- 物事の中心。核心。中核。「グループの―として活躍」
- 神経核
引用:goo辞書
類義語③キーポイントの意味
事件や問題を解くための重要な手掛かりとなる点。「―を押さえる」
引用:Weblio辞書
フォーカスの対義語・反対語はなし
ビジネスシーンで使うフォーカスの対義語はありません。
カメラのピントという意味で使うフォーカスの対義語はアウト・フォーカスとなります。